2013年2月10日日曜日

白山(標高2702m)

最初の白山は山頂を目前に撤退しました。
天候の急変という改めて山の気象の怖さを体験した登山でした。
季節は7月中旬、室堂を目前にして雨具を着ても濡れるほどの急な風雨に見舞われました。
室堂のビジターセンターに逃げ込んだもののストーブから離れられない季節外れの寒さに震えました。
天候の回復の兆しなく、諦めて下山しました。


 
2回目でやっと山頂に立てました。白山は山頂もアプローチも遠い山でした。


山頂の展望ガスに遮られ望めませんでした。


登山口から眺めるハクサンは山頂に雲がかかって…
翡翠色に染まる白水湖がブナやダケカンバの森を抜けて眼下に望めます。


大白川ダムの白水湖

 
平瀬登山道はブナの森を抜けて稜線に出ると一気に展望が開けます。

高山植物はハクサンフーロ、ハクサンコザクラといった白山を冠する花たち、
クロユリやクルマユリは群生して、正真正銘の「花の山」でした。


カンクラ雪渓

大倉山からはまた少し上り調子の登山道です。
カンクラ雪渓末端を渡る登山道の土手にハクサンコザクラピンクの花邑が揺らいでいました。




足元から切れ落ちる痩せ尾根。見下す斜面は百華繚乱の花園です。
大木の崩落で太陽の光を存分に浴びる南の崩壊地は花たちにとっては絶好の繁栄地のようです。カンチコウゾリナなど黄色系の花、ハクサンフーロなどピンク系の花、イブキトラノオなど白色系の花、「花の山・白山」を堪能します。


 「仰いで美しいばかりでなく登っても美しい山である」と深田久弥氏が言われる通りの白山に出会えました。


標高順位 90位白山2702m

百名山   100/92座

2012-07-29 登山




0 件のコメント:

コメントを投稿