2014年4月14日月曜日

野辺の花

出会いを楽しみに待っていた花たちが咲き始めました。



大山桜(j樹齢400年)、大山雨降神社までは昔道の大山道(おおやまみち)を歩きます。

小田急秦野駅(蓑毛行バス)ー蓑毛・・・蓑毛越・・・大山雨降り神社下社・・・見晴台・・・エボシ山・・・大山桜…大山小学校バス停―伊勢原駅


道すがら出会った花
ユリワサビ

コガネネコノメソウ

ヤマルリソウ

トウゴクサバノオ


 野辺を歩けば
ハコベ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ

ハコベ
    
 
アズマイチゲ
アマナ
 
 
 
タネツケバナ
ヒトリシズカ

ヒメオドリコソウ

 2014年04月



2014年4月12日土曜日

愛鷹連山 位牌岳~鋸岳

富士山の左に並ぶ愛鷹連山(丹沢丸萱尾根より)
愛鷹連山は富士山の東南東(周囲60キロ)にS字状に連なる火山性の山々の総称です。
表丹沢の山々から、富士山の南に美しい山容が望めます。
主だった頂は北から越前岳(1504m)・呼子岳(1313m)・鋸岳(1280m)・位牌岳(1457m)・愛鷹山(1187m)です。
その中で鋸岳は、浸食崩落が激しく「立ち入りはご遠慮ください」と掲示のある自己責任の登山になります。


山神社の駐車場から林道を20分歩き「前岳・位牌岳」と書かれた指導標から左に入ります。

大沢の枝沢(東沢)沿いに苔むした落葉樹林を進むと「第2炭焼き釜の跡」に出ました。


沢を離れ前岳の北尾根に取り付くと急登が始まります。
5ヶ月前に痛めた足が万全ではなく、最後まで保つかしらという不安が兆します。


尾根取り付きからちょうど1時間、10:30に前岳に到着してヤレヤレ一服です。

愛鷹にはアシタカブナと呼ばれるブナの生育地があります。
前岳から位牌岳の東面一帯もその一つで、前岳山頂にもブナ落葉とブナの実が積もっていました。


前岳山頂からは傾斜も緩んで 、自衛隊演習場の砲弾の爆裂音と上がる白煙に驚きつつも、快適な稜線歩きです。

 登山道のアシタカツツジはまだ固い蕾、越前岳を展望します。

位牌岳山頂に11:24到着。


昼食を済ませ装備を整えて鋸岳に向います。

縦走路を北上の第一関門は位牌岳からの下降です。
 高度感があるので慎重に一歩を踏み出します。


古びた鎖が下がっているので安全確認をしながら半ば鎖を頼りに降りていきます。


 位牌岳北面のトラバス道は一部新しい鎖に付け替えられていました。


ロープや鎖が固定されているとはいえ、危険領域であることは間違いなく、
岩登りの基本をマスターした人以外の安易な入山には命の危険が伴うルートです。

縦走路から鋸岳を回避ルートが出ています。(北沢下降点)



大岳を展望

 位牌岳を振り返る。



13:26 これより鋸岳の縦走路に出ました。
鋸岳の5つのピークはすべて巻いて行きます。


13:29

13:32

13:34


13:37

13:38
13:40
 
14:19 ここは唯一ロープを出して北面のルンゼ源頭に懸垂下降します。

14:23

14:27 切れ落ちた足元。

14:43 ここを下れば危険地帯を抜ける

蓬莱山直下から縦走路を振り返る

蓬莱山山頂

割石峠

大沢(涸れ)を下降

04/09 山神社8:40…9:00前岳・位牌岳指導標9:10…9:19第2釡跡
     …9:30前だけ尾根取り付き…10:30前岳山頂10:45…11:24位牌岳山頂12:10
     …12:30鎖場の下降…12:38位牌岳基部トラバース…12:52大沢入林道分岐
     …13:25鋸岳縦走路【第Ⅲルンゼ源頭部…五ノ歯…第Ⅱルンゼ源頭部…四ノ歯…三ノ歯
     …第Ⅰルンゼ源頭部…二ノ歯・Ⅰノ歯…蓬莱谷源頭】
     …14:46蓬莱山…15:06割石峠…大沢下降…15:55大杉…17:00山神社



2014年4月3日木曜日

高尾山 花散策

1年中楽しめる高尾山ですが、きょうは小下沢から景信山に上って日影林道に降りてきました。
2月の2度の大雪の影響でしょうか、例年に比べると花々が遅れているようです。
4月に入ったというのに満開の大下沢梅林、ザリクボには登山道に雪が残っていました。






 
 
 

お目当てのハナネコノメが漸く見頃を迎えて、愛らしい姿に出会えました。



細長い葉と細い花弁、花弁には紫の筋が入って清々しい花色です。
道連れになった高尾山常連さんのKさんから「コスミレ」と教えて貰いました。

こちらもコスミレです。
コスミレは色の変化が多く側弁の毛もあったりなかったりで、
個体差が大きいスミレだそうです。

それにしても1番の不思議は「コスミレとはこれ如何に!」その名前です。
花は決して小さくはなく、下のアオイスミレに比べてもかなり大きいのです。




アオイスミレは私が菫の名前を覚えたいと思うきっかけになった菫です。
春浅い残雪の登山道に見つけた小さい紫の菫、凛とした気高さに一目で魅せられてしまいました。

小下沢林道の路肩にたくさん見られるのですが、昨日はまだまだこれからの様子でした。


陽だまりに初々しいタチツボスミレを見つけました。
ハッとするほど美しいスミレに出会っていろいろ調べた挙句にタチツボスミレで落ち着くことが多々あります。
群生もするし普通に見ることのできるスミレですが、奥深さではなかなか魅力的なスミレです。




スミレが咲く日当たりのよい傾斜地にはセンボンヤリも咲いていました。




小下沢林道沿いのナガバノスミレサイシンも目覚めたばかり、これから数も増えるでしょう。





ニリンソウやコチャルメルソウは咲き始め、これから楽しめます。






帰りは高尾駅まで歩いて小仏川遊歩道のキバナノアマナとヒメニラにご挨拶。



2014-04‐01 散策