2012年6月27日水曜日

金峰山






2006/02/24
奥秩父の金峰山標高2599mに登ります。13時に車で出発、15:30瑞牆山荘に到着。お酒の大好きな人三人が集ったので明日の登山が少し心配…。



2006/02/25
5:00起床。天気はよさそうです。体操をして6:00出発。
すっかり葉を落としまるで枯れ木のようなカラマツの樹林帯を10分も上ると体が温まる。
朝日が高嶺を薄紅色に染めて晴天を確信します。
いつものことながら歩き始めの30分が辛い。6:40一服の声、早や!しかしこれが堪らず嬉しい。
富士見平小屋で瑞牆山への登山道を左に分け真直ぐ東に向かう。
飯盛山をトラバースしていく登山道にトウヒやシャクナゲが密生して積雪が増し時々ズボッと潜って足を取られるようになる。
“花芽がついていないね”“今年は不作かねぇ”などと皆でシャクナゲの花の心配をしながら行くと大日小屋を見下ろす平地に着く。ここまで朝食をとらないで歩いてきた人もいて朝食休憩。

一旦下っていよいよ大日岩の上り、ここでアイゼンをつける。
登山道は大日岩を螺旋状に巻いて大石の頭に導く急な上りになる。
Sさん昨夜のお酒は残っていませんか?苦しそうですね。
かくいう私も、音を上げかけたその時“休め”の天の声、うわぁ助かった!
樹林帯を最後の急登で漸く展望の開ける砂払ノ頭の稜線に登りあげる。
富士山や南アルプスや中央アルプスなどの雪化粧した麗峰を眺めれば苦しさも我慢できる。というよりこれだから苦しくてもやめられない!
きょう見る富士山はかつて見たどの富士山よりも気高く麗しい。
“やっぱり富士山は一番”などと悦に入ってる場合じゃなかった。
難所の千代の吹上はこれから…ところが幸運、無風快晴で~す。
深雪のトラバースを山足と谷足と交互に夢中で繰り出してはっと気づけば
五丈岩までもう少し、ばんざい!山頂の三角点標高2599mにタッチ。

登山口6:00…7:00富士見小屋…8:00大日小屋上部8:15…9:10大日岩9:15
  …10:15砂払ノ頭10:25…11:20金峰山山頂11:40…12:50大日岩13:00
  …14:10富士見小屋14:20…14:50瑞牆山荘15:10…帰宅18時

百名山 100/22座

2007-02-25日 登頂









 

2012年6月25日月曜日

日光 男体山と自然

裏男体林道に入ると間もなく車両通行止めの柵があり、空き地に10台が駐車している。
2時間の林道歩きは想定外だが仕方がない。諦めて荷造りをし直し歩きはじめると前から車が
…「太郎の分岐まで入れるヨ」 「ヤッホー!」
1キロほど走ると、本日の作業を終えた工事箇所に重機が、交通止めの事情が呑み込めた。
太郎の分岐を過ぎてなおも走ると路面が陥没していてさすがに車はここまで。
20分の歩きで志津乗越に到着、最初の覚悟の6/1で済んで、Asannお酒を担げたとさ。




5:30、二荒山神社所有の志津避難小屋を出て霊峰の男体山に出発。
登山道は雨と登山者に深く削られて滑りやすい。
少しでも足場の良いところを探すようで踏み分けがあちこちに派生して山が痛んでいる。
1~9までの合目標が「励みになっていい!」とBさん。



山頂からは中禅寺湖や戦場ヶ原の自然の箱庭を俯瞰しながら女峰山・白根山などの日光連峰を一望する贅沢な景観が広がっていた。



男体山は中禅寺湖の北側に湖・滝・草原・湿原とバラエテに富む広大な裾野を伸ばしています。
男体山に上る前日、手つかずの自然が残る小田代ヶ原をゆったりと歩いてきました。




先ごろの台風の置き土産、貴婦人(中央の白樺)を写す池が出現していました。

 


竜頭の滝にも立ち寄って。

百名山 100/88座

2012-06-23~24 登山







2012年6月15日金曜日

尾瀬 湿原の花



尾瀬は何と言っても湿原ですね。
広田代、熊沢田代(燧岳登山道)
下田代赤田代、ヨシッ堀田代(尾瀬ヶ原)
兎田代、天神田代、西田代、横田代、上田代、ノメリ田代、御池田代(燧裏林道)
12の湿原を歩きました。

リュウキンカや水芭蕉が続々と咲き始めていました。
出初めの水芭蕉の初々しさ、可愛いの一言でした。


リュウキンカ(赤田代)


ネコノメソウ(赤田代)



初めてみる花です。
なんだろうなんだろうと、名前を探している時のわくわく感、もどかしさじれったさ…。
テングクワガタ (赤田代)



東電尾瀬橋のたもと(赤田代)
鹿のヌタ場が痛々しい

ヨシッポリ田代



ユリワサビ(下田代)

コミヤマカタバミ(燧裏林道)



上田代から大杉山と荒沢岳(燧裏林道)



2012ー06-06 下山


2012年6月14日木曜日

丹沢 不老山のサンショウバラ





バスを降りると吊橋を渡ります。6人定員らしいけど…一人づつ、そぉ~っと渡ろう!


正面の山をジグザグにP867とP830の鞍部に登りあげると、7・8分で林道が交わる番ヶ平。
直ぐにP894の上り、3ツ目のピークが928mの不老山。




茶畑の道端にしゃがみ込んで野草の撮影、きょうも山頂到着はいつのことやら!
子供のころからお馴染みの花たち、クサノオウ、ツユクサ、スイカズラ、ドクダミ。


晴れ予報なのに怪しげな雲行きで、バスを降りた時からぽつぽつと降っていました。
樹林帯は霧にけむって熊が出て来ても分かりません?







見頃に遅かったようです。雨に打たれて花びらをハラハラと散らします。




神奈川県山北町から上ったのですが、帰りは静岡県駿河小山町に下りました。
その名も県境尾根、よく整備されたルートにこんな絵標識が幾つも建っていました。



山を下りて、JR御殿場線・駿河小山駅が見えたら駅まではカタカナの「コ」の字に歩きます。
対岸に見えているのにコースタイム30分です。

踏切の遮断機が降りて私たちが乗るはずの上り電車が通過していきました。
次の電車まで一時間近く待ったのでした。

無人駅には券売機もありません!
電車内で番号券を取り下車駅の改札口で乗車賃を払うのだそうです。
そうでしたか…あれっ、無人駅の場合は?

私は約束通り松田駅改札口で運賃230円を払って駅を出ました。
15歩くらい歩いて隣の小田急線新松田駅の自動改札機を通って小田急電車に乗り換えました。

人間を信じる素朴な仕組みにほだされました。
15歩でタイムスリップできるなんて、山に登れなくなったら、ローカル線の旅をしようかしら。

2012-06-11 登山








2012年6月12日火曜日

初夏  尾瀬 燧ケ岳


御池から1時間で広沢田代に着く。
標高1750㍍の高層湿原はまだ褐色の装い。
雪解け水がチロチロと注ぎ込む水溜りに気の早い水芭蕉が一株。
小さな命が次から次へと咲き競う華やぎにはまだしばらくかかりそう。




熊沢田代の登りは案外急でジグを切る。
ベンチで大休止していると地元の男性が追いついてきて、ひとしきり語らう。





グラビァに紹介される、木道が延びる風景は雪原に沈んでいる。
先に行った男性のトレースを追う。





振り返る景色、熊沢田代、会津駒ヶ岳。
喘ぎながらも山に登る喜びを感じるひと時。





俎嵓に11:00到着。

尾瀬沼を見下ろし、
双耳峰の柴安嵓の左右に本白根山・至仏山、平が岳、上越の山脈みも並ぶ。



件の男性が大清水に下って行くと、また一人単独行が登ってきた。
20分、長居したので彼に山頂を明け渡し柴安嵓に向かうことにする。


アイゼンをつけて雪壁を登る。
階段状に刻まれたトレースを有難く使わせてもらう。




柴安嵓の石積みの山頂を二人で独占、ゆっくり空腹を満たして雪渓の下りに備える。





廃道となった温泉小屋ルートの分岐を見送ると登山道は急な下りとなり雪が出てきた。
アイゼンをつけずにそのまま大岩のホールドを頼りに下ると右に入るトレースに誘われる。
雪渓の降り口にしては急すぎる。
3メートルほど戻ると…雪が切れた辺りに夏道が覗いていた。


雪渓は荒れていた。雪崩の跡や、大きなスノーブロックが転がる狭い谷。
一人では心細かったはず、Msanに一緒に歩いて貰って心強かった。



谷の左右からの落下物が気になって落ち着かず、ともすると早足になる。
歩きを楽しむ余裕がないので1時間30分の雪渓歩きが長く感じられた。
雪渓を離れると20分で木道に出て見晴に14:30到着。


緊張の糸が緩んだところにもってきて、赤田代に誕生間もないちいっちゃな水芭蕉がそれはそれは可愛くて…木道に座り込んで眺めたり写真を撮ったり、温泉小屋まで1時間もかかってしまった。



赤田代の最奥にある温泉小屋   

百名山 100/87座

2012-06-05登山








2012年6月10日日曜日

尾瀬 三条ノ滝


ヨッピ川と沼尻川に流れ込んだ尾瀬の水は中田代で合わさり只見川に、
落差100㍍・幅30㍍の三条ノ滝をかけ尾瀬を下り、阿賀野川となって日本海に注ぐ。
水量豊かに轟く瀑布、見ごたえがありました。

第1展望台から
    滝頭と滝中部分
第2展望台から

2012-06-06 観覧

2012年6月8日金曜日

尾瀬 トガクシショウマ

尾瀬行きの楽しみの一つに
トガクシショウマに逢えるかなぁ!という期待がありました。
逢えました。






2012-06-05 出会