2013年2月12日火曜日

御嶽山(標高3067m) 

高速の通行料金1000円を利用して、
岐阜県下呂市小坂の濁河温泉に長距離ドライブ。
三人で運転を交代しながら5時間30分走った。
登山口駐車場で40分間シートに横になって休む。
飛騨頂上五の池冬期小屋に泊めて貰い、
剣ヶ峰から継子岳を周回する予定。

11:10立派な里宮神社に登山の安全を祈願して登り始める。
飛騨頂上まで夏道のコースタイムは3時間。スノーシューは車において出た。
展望はなく、腐れ雪の踏み抜きと丸太組みの滑りやすい登山道に苦戦する。
P2428を過ぎ標高2600mで夏道は大きく右にトラバースを始める。
下方は草木谷と湯之谷。大きく口をあけてなだれ込む草木谷に足を滑らせたら一巻の終わり。
安全第一、この時期ならでは尾根を直登することにする。
先行する単独者がちょうど稜線に上りあげたところだった。
考えは同じ、ヨシ!行こう。

トレースを追い始めると先行者がつけたと思われるXマークが二ヶ所にあった。一つ目は別段気に留めず進み、
二つ目が出てきたところで地形図の岩マークから離れた右寄りにルートをずらせ直上する。
(「尾根ルートはX、夏道を行け」という意味だったと思うが、私たちの判断は先に述べた通り)
「ここの下りはロープを出さなければならないだろう」と思いながらスッテプを切りのぼって行く。
継子岳と五ノ池小屋との中間の稜線に出た。
雷鳥が砂浴びをしていた。御嶽山に雷鳥がいるとはうかつにも意外だったけど、嬉しい。
17:00五の池小屋に到着。冬期小屋として屋根裏部屋が開放されていた。
まだ新しいようで香しい木の香に迎えられる。
私たち以外に利用者はなく女三人姦しさに気づかいはいらない。山の夜にはまれな夜更かしをした。

3:00風が吹き荒れている。弱まるのを待って摩利支天へ5:35スタート。
トレースの主?単独者とすれ違う…随分早い下山だこと?
白竜避難小屋の分岐から摩利支天を見ると雪壁に描く流雪の筋、単独者はこの光景を見たらしい…私たちも摩利支天に登るのは止め、剣ケ峰に進む。
白竜避難小屋から広い賽の河原にスキーのトレースを辿り二ノ池新館小屋に行く。
その先はトレースをつけながら二ノ池本館小屋から剣ヶ峰尾根の十字路に登るとロープウエイで登ってきた人のトレースに合流して剣ヶ峰山頂に立つ。
社、銅像、一等三角点など賑々しく厳かな山頂。乗鞍岳が大きい。
西の王滝に活火山の証の噴煙が上っている。
展望を楽しんでから元来た道を五の池小屋に戻り、荷物をパッキングし直して、小屋の閂をかけ暇請い。

最後に継子岳に行ってみる。
稜線の雪は飛ばされ夏道があらわになっている。また雷鳥の砂浴びに出会う。
スキー場の放送が風に乗って届く山頂は平坦でたおやか。
ここより南を眺めれば、山頂部に5つの池を抱える(五つの池は雪ノ下で出会えなかったけれど)御嶽山の大きさ山の豊かさを改めて実感する。

気になっていた雪稜の下降は登りのルートより10mばかり五の池小屋寄りから降りる。
頭を出す岩とハイマツをジグザグに拾いながら行くと幸運にもロープを出す必要もなく無難に下ることができた。



05/09 濁河温泉登山口11:10…ジョーズ岩…12:35湯の花峠…14:45八合目15:00
    17:00五ノ池小屋

05/10 五ノ池小屋5:35…6:45二ノ池新館6:55…7:45御嶽山頂上8:05
    8:55白竜小屋9:05…9:45五ノ池小屋10:20…10:55継子岳11:05
    14:35登山口


2009-05-09~10 登山

標高順位 14位3067m

百名山100/53座



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