2013年2月18日月曜日

蓼科山


阿弥陀岳より展望の蓼科山(左奥・2010/3/27撮)
 
山の会の先輩が新人研修登山で蓼科山標高2531mを計画したので便乗させて貰った。
ビーナスライン、東急別荘地界隈はチェーン走行、霧氷が朝日に輝いてドライブ気分を楽しむ。

リーダーが「きょうは地図読み登山をしましょう」と地形図を用意してきてくれた。
女神茶屋の蓼科山登山口で標高2113.3の小ピークにコンパスを合わせて入る。
9時登山開始、、緩い尾根を上り、笹の下草のカラマツ林を抜け急傾斜の沢地形に出る。
ここでリーダーからアイゼンの指示がでる。
ガリ、キュキュと岩を噛むアイゼンの悲鳴が耳障りで、音を立てないよう気を配りながら足場を選ぶ。
ピッケルも岩に当たって金属音を響かせる。




植生は広葉樹に変わりコンパス目標の平坦地に到着する。
コンパスを山頂に設定しなおして休憩、10:40山頂に出発。
ダケカンバの林を緩く登っていき針葉樹林帯になると、岩がゴロゴロした急登になる。
段差もありクラストしているので骨折る。

リーダーの指導を受けながら8合目まで上ったところで、新人さんが豆を潰したもよう。
「いよいよ我慢できなくなる前に早めに」「こんな急傾斜の危険地帯ではなくもっと安全な場所で」
などと諭しながらリーダーが持参の豆キッドで治療してあげる。
皆を待たせてはいけないと思ってつい我慢しちゃうんだよね。この辺の強い気持ちを待たなければいけないと私も学ばせて貰う。




森林限界を過ぎるとゴーロが現れ、やがて岩塊の広がる蓼科山山頂に到着。
360度の展望が広がる。風が緩やかだったので広々した山頂の南面から西面へ歩いてみる。
祠やケルンを辿り、今度は東斜面の山頂小屋を見に行くと、2㍍ほどの雪の吹き溜まりに埋まっていた。
往路を戻り、14:40下山。
村営のカッパの湯で汗を流して、「身駒」という蕎麦やで食事をするとこれが大当たりで満足。
若い人が育って、山の会を盛り立ててくれるといいなぁ!
リーダー、お世話になりました。













2007-04-08 登山

2010-03-27 登山

百名山100/26座

*2014年4月国土地理院の改定により標高が1m高くなる。




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