北沢峠から上るシラビソの樹林帯の登山道は適度な傾斜でとても上り易い。
3000m峰に切られたルートではもっとも上り易いのではないかしら。
大滝の頭の標識がある5合目で藪沢への道を分けて小仙丈ルートを行く。
樹林帯の中の歩きにくいゴロ石の上りを我慢するとやがてハイマツ帯に変わり、
前を行く登山者が眺められるようになる。
しばらくで小仙丈ケ岳に着く。
小仙丈沢カールを左に見ながらの稜線歩き。
大仙丈沢カールの奥に北岳、その奥に富士山、標高1番と2番の山を一緒に眺められる。
中央の沢に駒仙小屋のテント場が見える。
緩やかな上りが急になる頃右に仙丈小屋に下る道を分ける。
山頂は賑やかで隙間を探して腰を下ろす。
真下に仙丈小屋が眺められ、視線を上げると鋸岳の頂稜が見事な鋸刃を刻んでいる。
甲斐駒ケ岳も鋸岳も仙丈ケ岳から眺める姿はキレがあって冴えている。
包容力豊かに、南アルプスの女王仙丈ケ岳、素敵な山です。
下りは馬ノ背ヒュッテを廻り藪沢小屋から5合目で朝のルートに戻った。
藪沢小屋の辺りは湧水が豊富で山のたたずまいも私には少し違って見えた。
2010-09-20 登山
標高順位 17位仙丈ヶ岳3033m
百名山 100/77座
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