2013年12月12日木曜日

至仏山(標高2228m)


あすは至仏山・笠ヶ岳へ、キャンプファイヤーの夜は童心にかえって熱唱しました。

九州育ちの私には尾瀬は遠い憧れの地でした。
熊谷出身の学友と2人、夜行バスが大清水に着き、巡った尾瀬沼と尾瀬ヶ原。
初めてみる水芭蕉。
今は疎遠になってしまった友。お元気ですか?

懐かしい青春の日を思い出していました。





6月東電小屋近く至仏山を眺める



鳩待峠の休憩所の賑わいを背にブナ林に分け入ります。
登山道はやがて木道になりオヤマ沢田代の湿原が広がります。
見てみたかった植物を探します。
ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ミツバオウレン、ツマトリソウ、ワタスゲ
おなじみの花が咲いていますが見つかりません。


ピンボケになってしまった オゼソウ

湿原を過ぎると森林限界になりお花畑が広がります。
ハクサンイチゲ、ジョウエツキバナノコマノツメ、チングルマ
そして、お目当ての花がありました。
地味な花ですが、尾瀬の名をほしいままに、オゼソウです。


蛇紋岩が目立つようになり、ホソバヒナウスユキソウが咲いています。
稜線のピーク小至仏山(標高2162m)に到着して一服します。

至仏山の花園は聞きしに勝ります。
タカネシオガマ、ヨツバシオガマ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、
じっくり花散策でなかなか山頂に着けません。


オヤマ沢田代まで下ると笠ヶ岳分岐を右に入ります。
ぬかるんだ足元がわずらわしいのですが、気持ちのよい稜線歩きです。


ミヤマムラサキ

星形の花びらをパット開いたタテヤマリンドウが可憐でした。
山頂岩場にミヤマムラサキが咲いていました。初めての出会いでした。



山頂から眺める尾瀬ヶ原と燧ケ岳は空中散歩をしているよう、実におおらかな景色が俯瞰できました。


笠が岳の鞍部から枝尾根にある片藤沼に寄り道しました。

燧ケ岳を望む湖畔にたたずむと水面も雲も動きを止めてのどかです。

私もこのままここにじっとしていたい、時間よ止まれ。

山っていいなぁ!


2008-07-12~13 登山

百名山 100/46座









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