2013年12月7日土曜日

羅臼岳(標高1660m)

きょうは休養日で、清里町の神の子池や裏摩周、養老牛温泉、開陽台と観光しながら今日から合流のHanksさんをお迎えに中標津空港に向かいます。

Hanksさんが着いたら、利尻で覚えたジンギスカン&行者ニンニクをみなで食べようと中標津市街で材料を調達します。中標津空港の向いは大草原が広がっていて人影もなくおあつらえ向き、ちょっと大胆ですが…。
フライパンに差し出される箸にとぎれる間がなく、あっという間に完食して利尻島での晩餐の再現が叶いました。

羅臼岳登山口の木下小屋に入る前に、Hanksさんの案内で原生花園やトドワラを見物しました。

木下小屋には露天の温泉が二つありました。
野趣あふれる野天を男性組に、カーテンで囲ってあるもう一方を女性組が使わせてもらいました。
 お風呂でリラックスした後は小屋のテラスで持ち込みの夕食を美味しく楽しくいただきます

 
夜明けとともに起きだして355に小屋を出て、針葉樹の樹林帯に入っていきます。
「これより600メートル熊出没地帯!」の看板が出てきました。
登山道に蟻の巣がたくさんありその蟻を食べに、熊がやって来るのだそうです。
クマは熊でもヒグマですもの、恐ろしいすね。


仙人坂の標識から雪渓を幾つか越していよいよ大沢の雪渓に出ました。見上げるとなかなかの傾斜です。
雪渓左側を難儀しながらキックスッテプでなんとか上って肝を冷やしました。ところが、左俣にスッテプが切ってあるのを下りに発見、上りの試練はなんだったのと、マヌケな無駄骨にほぞを噛んだのでした。

羅臼平には熊避けのフードストッカーが設置され、ザック等をデポする場合はこの中に入れていくようです。
ハイマツのゴーロ帯に入る手前に岩清水が吹き出て、涼しいやら美味しいやら、甘露甘露と喉を潤します。
ゴーロの上りはバランスを取って楽しく、躊躇するとかえって難しくなります。

山頂は知床連山の展望抜群。眺めているうちにいつかあの峰々を縦走してみたいという思いがきざしました。

山頂を踏んで戻ってくると、上るときに道を譲ってもらった男性が、屈みこんで何やら見ています。
静かに近づくと「ノゴマがいるよ」といって双眼鏡を差し出しました。
メンバーに一巡したところでこんどは岩清水で撮ったというギンザンマシコの写真を見せてくれました。
高山で鳥を見る人(探鳥)に出会ったのは初めてでしたが、いいものだなと思いました。

ず~ッと大沢の雪渓下りを心配していましたが、左股に立派なステップが切ってあるのがわかり、楽々と下ることができました。
なによりでございました。


         木下小屋3:55…仙人坂…大沢雪渓…羅臼平7:55…岩清水8:15
         …9:05羅臼山頂9:10…往路下山…13:00登山口

2009-06-30 登山

百名山100/58座

*メンバーが撮影した画像です。

*羅臼岳の標高は2014年4月、国土地理院の改定により従来より1m高い1661mになる。






0 件のコメント:

コメントを投稿