2013年12月19日木曜日
平ヶ岳(標高2141m)
越後三山只見国定公園にある一峰、平ヶ岳は遠い山です。
20:00仕事を終えた山の会の仲間の車に便乗させてもらって出発します。
鷹ノ巣登山口に到着しのは日付けが変わった2時ころ、大急ぎでテントを設営して仮眠します。
5時出発、すぐに林道を横切る下台倉沢を渉り、スタートから15分で下台倉山の尾根道に入りました。
痩尾根に切られた登山道は急坂で補助ロープも見えますが、岩と松の日本庭園風ロケーションに救われます。
前坂を登り下台倉山の最後の急坂を越えるとなだらかな尾根道になりました。
延々と続く尾根道から平ヶ岳と池の岳が並んで見えますがまだまだ遠そおぉ~です。
台倉清水はオホコ沢源頭の湧水ですが、水量が少なく口を湿らす程度にしか汲めませんでした。
この辺りから白沢清水のあたりまではぬかるみがひどいようで木道が敷かれていました。
山頂部に岩場のあるピークは池の岳でしょうか、シラビソの回廊を上り詰めると姫ノ池の広い湿原に出ました。
湿原の奥に水盤を伏せたような平ヶ岳が来いよ~と呼んでいます。
やっぱり遠いなぁ。
姫ノ池から湿原を保護するための木道が山頂まで敷き詰められていました。
鷹ノ巣登山口から6時間歩いてようやく平ヶ岳山頂に着きました。
広々と草原が広がる山頂で昼食をとり、一段落してから卵石に行ってみることにします。
台上の池塘から流れる水が刻んだ窪地にハクサンコザクラが点々と咲いていました。
ハクサンコザクラから目を離さないで上って行くと天上の楽園、たまご石の湿原に着きました。
裏側に回った誰かが、丸じゃないッ(?_?)と言うのが聞こえ、一歩進めた足を戻します。
たまご石と土台石は一続きになった花崗岩で、割れ目に含まれた水分が凍ったり融けたりを繰り返して風化が進み、
割れ目に囲まれた芯の部分が丸く残ったようです。たまごのようだからたまご石。
計り知れない自然の不思議、山登りの楽しさにますますひきつけられます。
ゆっくりしたいのはやまやまですが、帰宅を考えるとそうそうゆっくりもしていられません。
下山の道々もっぱらの話題は「次回登るときは皇太子さまルートで登りましょう」でした。
鷹巣駐車場5:05…下台倉山7:25…台倉山…8:30台倉清水8:40…白沢清水9:20…池の岳(姫の池)…11:10平ヶ岳11:30
…12:20玉子石12:25…池の岳12:50…白沢清水13:45…14:30台倉山14:40…15:23下台倉山15:30…17:15鷹巣駐車場
2006-08-26 登山
百名山19座
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