2014年1月13日月曜日

十勝岳(標高2077m)





十勝岳とトムラウシ。生まれて初めての北海道の山に3人の先輩と上ります。

羽田へは車で移動、飛行機は帯広空港に9:50に到着しました。

空港でレンタカーを借りて十勝岳温泉に向かいます。途中富良野で食料を調達しました。

吹上温泉白銀荘のキャンプ場にテント泊の予定でしたが雨で白銀荘素泊まりに変更です。
調理器具や食器は備付けを利用できて、温泉入浴付き料金は2600円です。
清潔な寝具で気持ち良く眠れました。

白銀荘の芝生の気持ち良さそうなキャンプ場を通ってまばらな樹林帯に入ります。

十勝岳爆発記念碑を過ぎ富良野川源流の細い流れを渉ってハイマツ帯に入りました。

白い雪洞のような花房をハイマツの中にもたげるエゾイソツツジが盛りでした。

望岳台からの道に合流すると正面に噴煙を上げる活火山、十勝連峰が望まれました。

噴火活動は1997年以降沈静化していますが、昭和の大噴火から約90年が経過しても
泥流に覆われた大地は荒涼として矮小な植物や高山植物しか見られません。

雲の平分岐で美瑛岳方面を左に分け直進すると老朽化した避難小屋がありました。
(避難小屋はこの後9月に取り壊されて、新しい避難小屋に建て替えられました。)

ここからは溶岩の急斜面の上りをガイドロープに沿って上って行きますが、
昭和火口を過ぎスリバチ火口縁まで上ると傾斜が緩んできました。

左はスリバチ火口の崩壊地、右はグラウンド火口と噴煙を上げる前十勝岳、
赤茶けた不毛の火山灰台地をゆるりと辿ります。

北に進んだ登山道がグラウンド火口の火口壁を巻いて南西に向きを変えると、
積もった火山灰で足元がズルズルと滑る標高差90mの急坂です。

上りきると再び傾斜がゆるんで次の難所は山頂直下の岩稜の上りですが、
わずかの間しのぐと大岩が転がる十勝岳山頂に出ました。

霧雨で展望が利かないのですぐに次の目的地三段山へ、稜線を南西に進みます。

大砲岩からは落石・滑落の危険がある破線ルートですので注意をはらって、
慎重に速やかに岩稜のガレ場を下って行きます。

辺りは西部劇で目にするあの赤い土の荒野の趣です。
点在する岩の陰から今にもインディアンが、マジ飛び出してきそうな雰囲気です。

十勝三段山
危険地帯を全員無事にやり過ごして十勝岳から1:30で
1748m三段山のピークに乗りました。そのころには雨も上がり山頂で大休止です。

安政火口を挟んで端正な富良野岳から美瑛岳、いかにも活火山の荒々しいガリーを山肌に刻む十勝岳と上ホロカメットク山。
十勝連峰の山々のパノラマ展望を飽かず眺めました。

山スキーのメッカの3段スロープのナマコ尾根を下り白銀温泉へ下山しました。
 
下山後リーダーは、シュウ(りえ)ちゃんと五郎さんの入浴で有名になった”吹上温泉露天風呂”に浸かりに行ったのでした。
 

7() 平塚5:006:15羽田空港⇒羽田発8:159:50帯広空港⇒14:35吹上温泉・白銀荘()

8() 白銀荘5:306:30雲ノ平分岐…7:40昭和噴火口…8:40十勝岳…10:10三段山10:3011:45白銀荘13:0017:20トムラウシ短縮登山口駐車場()

 
百名山100/16座

 
2006-07-08 登山
 
 
 
 
 

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