2014年1月15日水曜日

トムラウシ(標高2141m)



ヒグマ用心のフードストッカが置かれたトムラウシ短縮ルート登山口でテント泊です。


やっと朝が来て、きのう夕方から降っていた雨は止み曇り空です。

先輩たちの手際いい撤収作業を感心するばかりで私は何にも手伝えません。

:00いよいよ憧れのトムラウシに上ります。

登山道は木の根が張り出した段差と泥んこ。
靴が汚れるのを気にしていたのは最初だけ瞬く間にドロドロになりました。

泥んこを過ぎると今度は笹の刈払い、滑る足元には危険な竹の切口がのぞきます。

 

 
気が許せない登山道でしたが、
コマドリ沢にでるとサンカヨウやショウジョウバカマの高山植物も現れて一気に楽しくなりました。

雪渓をアイゼンつけて上ること15分で前トマムのゴーロ帯に出ました。

ナキウサギを期待しながら辿りますが先頭のリーダーは見たようですが、
すぐに岩穴に隠れてしまい行きも帰りも出会えませんでした。




 
その代りコマクサが朝露を帯びて待っていてくれました。

初めてみるコマクサです。華麗で気品があり、高山植物の女王と呼ばれることに納得し脱帽です。

脱帽といえばトムラウシ庭園もそうでした。


どの名匠が腕を振るったのでしょうか?と聞きたくなるような岩と植物と水の絶妙な配置。

なによりダイナミックさで日本中のどんな庭園も及ばないでしょう。

天然自然の造形に脱帽しました。

トムラウシ山頂もまた普通の山頂ではありませんでした。

まるでここから眺めなさいといわんばかりに座った幾つもの大岩。


そんな岩のテラスの1つに腰かけてトムラウシ庭園を俯瞰します。

ちょうどその時、到着するのを待っていたようにガスが切れて青空が広がりました。

きのう上った十勝岳、いつか上りたい二ペソツ山もくっきり望まれて無上の幸せを味わいます。

トムラウシありがとう!


07/09短縮コース登山口4:00…5:20カムイ天上分岐6:45コマドリ沢分岐

…7:45前トマム平…9:20トムラウシ分岐…9:45山頂10:20

…トムラウシ公園11:20…コマドリ沢分岐12:20…カムイ天上分岐13:40

14:45短縮コース登山口


百名山100/15座
 

2006-07-09 登山
 
 
 

 

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