2013年11月7日木曜日

大杉谷(台高山地)


 
大杉谷に青空が戻って来ました。

吊橋落下の事故以来閉鎖されていた大杉谷は、昨年8年振りに入山許可が下りて奈良と三重両県の通り抜けができるようになりました。(堂倉吊橋から七ツ釡滝間は依然立ち入り禁止)











平等嵓の大垂壁と大吊橋は鳥肌が立つほど美しく恐ろしい、愕然とします。
目で見たままにこの景色を写し撮りたいのですが…とうてい叶いません。





 
「にこにこ滝」なんて…そんな優しい名前でいいのと聞きたくなる程、落差50メートルの豪快な滝です。








めったに見られないらしい幻の二本滝を眺めて、宮川の河原に降りていきます。





楽しみにしていた猪ヶ淵です。期待を裏切らないというより期待以上、感動です。



聳つ岩壁は漆を被せたように潤み、瀞は翡翠色にたゆたう。
身を乗り出して覗くゴルジュの奥に、白い飛瀑が躍っていました。




ゴルジュを抜けた流れは様相一変、上流から押し出された大岩の間を白い瀬頭が走ります。



 
東屋から望む千尋の滝は、お山のてっぺん近くから一気に吐き出される圧倒的な水量、
轟音を響かせて(実際は水勢に恐れ入って音が聞こえたと錯覚したのかもしれません)?
落差160mとか、すさまじい勢いで水が落下していきます。





滝も

木の葉も


友達も

光の演出に輝きます。









京良谷出合下流域の宮川



大日嵓を抜けると安全ゾーンに生還です。


ヤマラッキョウ(ユリ科ネギ属)
晩秋の花の少ない時期に花を咲かせるので、目立ちます。





第三乗船場近く、大台ケ原線の道路からすぐのところにある六十尋の滝。豪快に放物線を描きます。

ハングした岩壁右に蜂が巣をかけていました。しぶきは平気なんでしょうね。



自然の家に大杉谷のルート図がありました。
三重県側 大杉谷ベース、 大台町の大杉谷自然の家です。
宮川第三発電所からここまで2時間歩くつもりが、ここの管理人さんに拾って貰って1時間で済みました。
ありがとうございました。



宮川ダムを渡船で渡っていた時分は一日に六十人が大杉谷に入っていたそうです。
民宿も二軒あって、満員御礼の盛況だったとか、いま住人はお年寄りだけの五人になってしまったそうです。



自然の家の下流、宮川ダムの水門は3基のうちの一つが台風で壊れて現在工事中、ダムは放流中です。
水門が修復できたら渡船は復活するのでしょうか…乗って見たいなぁ!



桃の木山の家6:40…7:25平等嵓…吊橋7:40…7:47にこにこ滝8:00…8:15猪ヶ淵8:30
…9:17千尋滝9:34…10:20宮川出合10:30…11:20大日嵓…11:30宮川第一発電所
=(車に拾ってもらって)六十尋の滝=大台町自然の家=宮川ダム水門=大台町町営バス(一時間三百円)
=奥伊勢道の駅…三瀬谷駅みえ号乗車16:52=22:30自宅


2013-10-30  






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