2013年11月4日月曜日

金剛山から大和葛城山(ダイヤモンドトレール)

ダイヤモンドトレール(通称ダイトレ)は、北は屯鶴峰(どんづるぼう)から南は槇尾山まで
大阪府・奈良県・和歌山県の県境に位置する山々を結ぶ全長45Kの自然歩道です。
その中核が金剛山で、金剛石=ダイヤモンドに因んでダイヤモンドトレールと命名されたそうです。




関西一メジャーな金剛山には色々なルートがあり、大阪側にはロープウエイも架かっています。
奈良県側から「小和道(おわみち)」を上りました。



昔からの峠越えの道ですがほかの道に比べると利用者はが少ないようです。
杉の植林地を行く整備された歩きやすい道です。


ゆっくり1時間で標高752mの中の平、そこから30分上ると「欽明水」の水場がありました。



小和道の切り開きから眺める奈良県側「御所の街」の展望です。


左、金剛山
大阪湾を望む

伏見峠でダイヤモンドトレールに入ります。キャンプ場を過ぎ、展望台で金剛山山頂や大阪の町を眺めます。
残念ながら、明日行く大台ケ原方面は霞んでみることができませんでした。




ブナやミズナラの天然林に杉の古木林と癒しの径を辿ると錬成会社務所のある広場に出ました。



ここで驚いたのは金剛山錬成会の登頂回数を掲示した大看板、金剛山1000回登頂から始まって10000回なんてとんでもない数字…名前がずらっと記されていました。
金剛山は富士山、高尾山に次いで3番目に登山者が多く、1日平均1000名の登山者を数えると聞きました。



御神体である金剛山は真の山頂(標高1125m)には上ることができなくて、国見城跡が大阪市街の眺めも良く便宜的に山頂となっています。
山頂記念写真の撮影は順番待ちで、ここでも人気の山を実感します。

金剛桜の老木がありました。
薄緑色の花をつける原種に近い珍しい桜だそうです。(葛木神社の境内にもありました。)

社務所の広場に戻って転法輪寺、葛木神社と進みます。




金剛山山頂はは葛木神社の裏手の高みということで神社にも山頂標がありました。
一等三角点は湧出岳(標高1112m)にあるようですが、湧出岳はスルーしたのでタッチできませんでした。
一ノ鳥居からダイヤモンドトレールに沿ってカヤンボに下ります。



カヤンボとは面白い地名ですが、ここは休憩所になっていて「金剛水」のおいしい水場があります。
トレランの女子の軽快ないでたちに元気をもらいます。



ガンドガコバ線なるこれもまた面白い名前の付いた林道で最低鞍部(標高520m)水越峠に下ると、
標高960mの大和葛城山へ階段で直登です。
いや~苦しかったです。


一ノ鳥居先の展望所から望む大和葛城山


大和葛城山から金剛山 を望む
 

山頂に国民宿舎が建つ大和葛城山は春は南斜面を赤く染め上げるツツジが見事だそうです。
コバノミツバツツジ、都ツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジ、トウゴクミツバツツジ、モチツツジなど
早春から6月ごろまで次々と咲き競うそうです。

下山は葛城山ロープウエイで一気下り、奈良県から上って奈良県に下山しました。

金剛山から大和葛城さんを歩いて、
交通の便が良いことなど立地や山を取り巻く環境など高尾山によく似ていると感じました。

関西、大阪市民のオアシスでしょうか!


2013-10-27 登山

小和道登山口7:29…天ヶ滝分岐7:53…中の平8:31…水場9:04 …伏見峠9:11
…キャンプ場9:19…展望台9:38…御廟所10:16…錬成会掲示板・社務所10:18
…国見場跡地山頂10:21…福石10:41…葛木神社10:43…展望所10:49…道標10:52
…展望所11:35…大和葛城山山頂14:30…ロープウエイ駅下山15:15


二百名山 金剛山100/70座

三百名山 大和葛城山100/42座

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