蓮華岳の肩まで上ると槍ケ岳が紅を刷いたように焼けてきました。
山の端にのぼる朝日、チングルマの穂が輝く!
針ノ木岳とスバリ岳 |
岩小屋沢岳2630㍍・鳴沢岳2641㍍・赤沢岳2677.8㍍の稜線 |
爺ケ岳と鹿島槍ヶ岳、2つの双耳峰 |
朝の風は肌寒くさえ感じられて少しの間で蓮華岳山頂を後にします。
バランスをとりながら下る岩ザレの斜面、群生するコマクサは既に終えて名残です。
振り返り見上げる山頂は頭上遥かに高く、ここを上るのは大変ねとうなづき合います。
岩屑に変わって岩場を下るようになると長いクサリも現れ、「蓮華の大下り」の核心です。
七倉岳まで石灰岩質の脆く崩れやすい登山道が続ききました。
そんな岩場にも健気な花たちが咲きそろって、緊張にこわばる気持ちを慰めてくれます。
ハナイカリは初めて出会う花、オノエリンドウもエゾクロクモソウも出会いは楽しい!
タカネシオガマ |
ハナイカリ(七倉乗越) |
ミヤマヒゴタイ(タカネヒゴタイ)にあつまるクジャクチョウ |
ミヤマムラサキ |
初めまして!エゾクロクモソウ (針ノ木岳) |
タカネヒゴタイ |
初めまして!オノエリンドウ(針ノ木岳) |
展望は槍ヶ岳や穂高岳がすっきりと、角度を変えてみる立山連峰も素晴らしい眺めでした。
薬師岳、カールの眺めが雄大 |
槍ヶ岳から左に穂高岳、前穂高岳 |
崩壊の進む不動岳 |
船窪小屋には11時についてしまいましたが、半ばこの小屋が目的でした。
山小屋という制約の中、もてなしの姿勢を持ち続けている小屋ですね。
噂通り、美味しい食事をいただきました。
翌朝、船窪新道を3:00かかって七倉に下山。
鹿児島から遠征のおごじょさん、お疲れさまでした。
鼻突八丁とは穏やかでないこと、実際は梯子がかかって鼻は突きません。
2012-08-21~24 登山
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