2012年7月19日木曜日

東北の山旅 ② 岩木山



岩木山の5つある登山ルートから弥生登山道で登り、百沢登山道を下る予定で出かける。
車を岩木山神社から20分のスキー場近くの駐車場にデポ、タクシーで弥生登山道に向かう。



歩き始めはリンゴ畑のなかの道。
摘果のタイミングのようで、李位の大きさに育った実がリンゴの木の周り一面に転がっていた。

クモキリソウ


舗装が終わるころ樹林帯のなかへと入り1合目の標柱に出合う。
沢を2本渡り右岸尾根へと取り付く。

オレンジ色に鮮やかなクルマユリが、落葉樹の林床に映える。



刈払がされた登山道は2合目から5合目あたりまで見事なブナの森を行く。
これぞ味わい歩きたかったルートと歓喜する。

4合目から傾斜を強めていた登山道は5合目を過ぎると笹がうるさい道悪となる。
しかしここは竹の子がどっさり、歩き疲れた私たちのテンションを上げるに十分だった。

7合目の標柱に齧られた跡が、熊のテリトリーに侵入したことを肌身に感じる。




周りが灌木帯になると8合目、耳成岩の下を巻いて登ると9合目の標柱のある耳成岩上部に出た。
見上げる山頂部は灌木とナンブソモソモの急斜面。
足元が下草に隠れたトラバースに難儀するが、少しの間で山頂にポンと出る。



東の一群れの山嶺は八甲田山。白神方面はガスにけむって望めない。




下山の百沢の登山道に入るとすぐ待望のミチノクコザクラとの出合い。
中にピンク色の花をつけた1株があり、さすが本家本元、初めて見る色だった。

ここより百沢ルートの雪渓下りが危うしと岳ルートに変更。
岩木スカイラインをバスで岳温泉、岩木山神社と乗り継いで
岩木山神社参道を歩いて駐車地点に戻る。

きりたんぽ鍋の待つ、秋田大舘の大葛温泉に移動する。


2012・07-14 登山

百名山 100/91座


0 件のコメント:

コメントを投稿