岩木山の5つある登山ルートから弥生登山道で登り、百沢登山道を下る予定で出かける。
車を岩木山神社から20分のスキー場近くの駐車場にデポ、タクシーで弥生登山道に向かう。
歩き始めはリンゴ畑のなかの道。
摘果のタイミングのようで、李位の大きさに育った実がリンゴの木の周り一面に転がっていた。
クモキリソウ |
舗装が終わるころ樹林帯のなかへと入り1合目の標柱に出合う。
沢を2本渡り右岸尾根へと取り付く。
オレンジ色に鮮やかなクルマユリが、落葉樹の林床に映える。
これぞ味わい歩きたかったルートと歓喜する。
4合目から傾斜を強めていた登山道は5合目を過ぎると笹がうるさい道悪となる。
しかしここは竹の子がどっさり、歩き疲れた私たちのテンションを上げるに十分だった。
7合目の標柱に齧られた跡が、熊のテリトリーに侵入したことを肌身に感じる。
見上げる山頂部は灌木とナンブソモソモの急斜面。
足元が下草に隠れたトラバースに難儀するが、少しの間で山頂にポンと出る。
東の一群れの山嶺は八甲田山。白神方面はガスにけむって望めない。
中にピンク色の花をつけた1株があり、さすが本家本元、初めて見る色だった。
ここより百沢ルートの雪渓下りが危うしと岳ルートに変更。
岩木スカイラインをバスで岳温泉、岩木山神社と乗り継いで
岩木山神社参道を歩いて駐車地点に戻る。
きりたんぽ鍋の待つ、秋田大舘の大葛温泉に移動する。
2012・07-14 登山
百名山 100/91座
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