【山名】シダンゴ山標高758m ダルマ沢ノ頭標高880m 西ヶ尾標高805m
高松山標高801.4m
【山域】西丹沢
前回がいつだったか忘れる程久し振りに、シダンゴ山から高松山を歩きました。
記憶では楽々ルートの筈だったのに、
実際は、短いけれど連続する急な登り下りに泣かされました。
【コースタイム】新松田駅7:55(バス)=8:20寄停留所8:40…9:00シダンゴ山東尾根入口・獣柵
…9:20林道終点・水場…9:51シダンゴ山9:58…10:03宮路山分岐
…10:07林道横断・鉄梯子…10:37ダルマ沢ノ頭10:55…10:58秦野峠分岐
…11:2429号鉄塔11:30…11:51西ヶ尾11:55…12:01ヒネゴ沢乗越
…12:09ヒネゴ沢ノ頭…12:25高松山13:00…13:12ヒネゴ沢ノ頭C.780m
…13:22富士見台13:25…人遠尾根を下山…P670ワラビ摘み13:54
…14:03P657境界石柱…14:08P600圏を北西へ…C.600mで西へ
…14:59県道725号線人遠橋下山15:07(タクシー)=JR山北駅=15:46御殿場線乗車
寄バス停向かいの大寺橋を渡ります。
天気は曇りで中津川上流の鍋割山稜はガスに閉ざされています。
大寺集落の家並を抜け、耕作地が続く急坂を上って行きます。
辺りは春の花がいっぱい。
フラミンゴのような鮮やかなピンク色の新芽をつけた木がありました。
その名は「チャンチン」。
中国渡来のセンダン科の落葉高木で、新芽は徐々に緑色へと変わるそうです。
猪除けのゲートを潜ると、新緑の山道を気持ちよく歩きます。
いつしか登山道は針葉樹の植林地に変わって、薄暗い森を風がわたります。
蒸暑い汗を流す私たちには、心地よい風です。
50分の登りでシダンゴ山に着きました。
天気が良ければ全方位の展望が望めます。
北側の雨山・檜岳・伊勢沢ノ頭は望めますが、西に聳える富士山は隠れています。
シダンゴの由来を記した石碑によると、「シダンゴ=震旦郷」と書き、この地に住まい仏教を広めた「仙人の呼び名=シダゴン」から地名が起こったとのこと。
変わった地名は仏教用語で、シダンゴ山もまた信仰の山だったのですね。
シダンゴ山を後に、宮地山への登山道を分けて秦野峠に続く林道に降ります。
林道を渡って正面の梯子というか、鉄階段を上ります。
植林地の登りが続く中、ダルマ沢ノ頭が近づいた辺りで萌木の木立に出会います。
パット気分が明るくなります。
山頂標の横に置かれた八郎丸の札は、地元の呼び名でしょうか。
ダルマ沢ノ頭から続くピーク871mの鞍部で秦野峠分岐を見送り、
新緑を楽しむ小刻みなのぼり下りから標高差120mを下り20mを登り返すと、
新秦野線29号鉄塔のある731mのピークに立ちます。
ここから2つ目のピーク西ヶ尾までは標高差105mの登り返しがあります。
記憶と違ったのはこの登り返しで、苦しんだ覚えが全くないのが不思議、
大汗を絞らされました。
丁度昼食時に到着した高松山、広々とした草付きの山頂は登山者で賑っていました。
南東の尺里峠コース、東の花じょろ道東コース、北の秦野峠コース、南の南尾根コース、西の花じょろ道西コースと高松山には東西南北全てに登路が拓かれています。
さて待望のお初尾根、人遠尾根を下山します。
来た道をヒネゴ沢ノ頭まで戻って、北西に延びる尾根に入ります。
標高750mまで下った富士見台で西の花じょろ道に出会います。
花じょろ道と分かれて高杉入口と標示のある南西の尾根を下ります。
ワラビの多い尾根ですが、食べごろには時期を過ぎています。
境界石標のある657ピーク を尾根通し西に進みます。
次のピーク手前にある境界石標から尾根通し西に進むと620圏ピークに上って(地形図に南の尾根上に破線が延びたピークです)、ここで進路を北に出る尾根に乗り替えます。
20mほど下った標高600mで左に、西に延びた広い尾根に乗り替えます。
人遠尾根ではここが最も注意が必要なところです。
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