麓から山稜へとかけのぼる春を追いかけて塔ノ岳に上ります。
標高500m過ぎで尾根筋を行く大倉高原山の家ルートに入って、
雑事場ノ平で下道に合流します。
登山道の足元にはいろいろなスミレや花々が、森にはアブラチャンやマメザクラの花が咲いていましたが、ブナの新緑はもう少し先のようです。
雑木の新緑が登山道を、私を、やさしく包みます。
黙々と歩く薄暗い植林地のトラバース道に比べると散歩道の雰囲気で、
解放感があります。
大倉高原山の家には2つの蛇口から勢いよく水が流れ出ています。
20円を缶に入れて手ですくって いただきます。
美味しい水にトロンと和んでゆったり景色を眺めます。
霞んでいますが、三廻部の集落、秦野市街、小田原市街、遠く相模湾も望めます。
丹沢山中で私が知っている唯一のキャンプ場です。
静まり返っていますが、まじかに迫ったゴールデンウイークには、
テント風景が見られることでしょう。
木漏れ日が射す檜の並木を平坦に辿って雑事場ノ平に向かいます。
見晴茶屋の新しいトイレが完成しました。
隣にはウッドデッキも建設中です。
トイレ工事中に便宜的に通っていた小屋裏は、継続的に通行できるようです。
新緑がまぶしい1本松の辺りです。
この画像は上の画像から4日後の堀山の家です。
作業のボランティアが入って、二股からの登山道側に整地が進んでいます。
ルートが交差する塔ノ岳山頂は、案外迷いやすいのです。
この標識で山頂で迷う人が少なくなったかな。
山頂は17℃近くあります。登山には汗ばむ陽気です。
4日後の塔ノ岳。
穏やかな春の陽気かなと思っていたら、雲が湧き急に寒くなって山頂はガスで薄暗くなってしまいました。
ゴールデンウイーク沢山の登山者に秀麗な富士山を見て貰いたかった、残念です。
変わりやすい山の天気を実感しながらの下山ですが、
幻想的な景色に魅了されます。
登山道で見られた花々です。
在るとは聞いていたハナネコノメですが、今回初めてみることができました。
エイザンスミレ
シロバナタチツボスミレ
ミヤマスミレ
ニョイ(ツボ)スミレ
マルバスミレ
オキナグサ
コケリンドウ
マメザクラ
ハナネコノメ
ハナネコノメは登山道のこんなところに咲いていた。
コイワザクラ
キクザキイチゲ
ツルシロカネソウ
ワチガイソウ
ミツバコンロンソウ
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