2014年8月3日日曜日

ナルミズ沢・朝日岳(1945.3m) 谷川連峰

 魚止ノ滝、落差8m 
 癒しと涼を求めて今年もナルミズ沢に行ってきました。

7月29日
車止めゲートに単車が2台、山道に入った処で、登山道修復作業を終えて下山する単車の持ち主に出会いました。
お二人に感謝して、安全登山を誓いますが、この後アクシデントが私を襲います。
危ない!と思って「攣り止めの漢方薬」を飲んだ時はすでに手遅れでした。
右大腿の裏側が攣って冷汗が流れだしました。
仲間に足を揉んで貰い、テント本体を肩代わりして貰いました。
広河原の幕営地の遠かったこと、情けない初日スタートでした。


今回は釣り歴40年のごうりき師匠と、岩石の研究家T先生が参加されました。到着するややいなや、
強力師匠はイワナ釣りにT先生はハンマー片手に岩石探査、テント場に崩れ落ち絶え絶えの私とは大違いです。


強力師匠が担ぎ上げたビール1ケースとお酒2本は、イワナの釣果12匹に景気づき一夜であらかた消えました。
イワナの骨酒はもってのほか、イワナの刺身はしこしこと甘く、イワナのの塩焼きは香ばしく、ムニエルは絶妙。
夕食2食と朝食2食、強力師匠がその都度釣り上げて、イワナ飯はもちろん、イワナ三昧。
もしかしたら広河原周辺のウツボギ沢・ナルミズ沢にはもうイワナはいないかもしれません?!


 
7月30日(晴れ)、朝獲れのイワナの塩焼きと雑炊でおなかを満たし、AM7:30にナルミズ沢遡行・朝日岳へ出発。
 

先生によるとこのナメ滝は、黄色い岩石の亀裂に黒い溶岩が噴き出してできたのだそうです。

ナルミズの翡翠の釡の色をしたクジャク石を見つけました。


美しい小滝が連続して、2時間強で大石沢出合(C1280m)に着きました。


ここまで来ると稜線の山(地蔵ノ頭)が見えてきました。


魚止ノ滝は右側壁のスッテプ状のホールドを上ります。
落差が8メートルあるので安全のためロープを出しました。

昔、滝を見ると”滝の上ってどうなっているのかしら?”と思ったものでしたが…
魚止ノ滝の上は、岩を裂いて噴き出た溶岩が混じる1枚岩に白波が躍動していました。


二つ目の顕著な二股を右股に入るとナメの連瀑、「天国につづく詰」といわれる草原直下まで楽しめます。
 
 
佳境、天国に続く詰。


至福「天国の詰」は束の間、地獄が始まる!
シーズン初めの踏まれていない笹はすこぶる元気。いよいよに笹丈は深くなり、踏み分けを覆う藪となり、
苦しめます。


ジャンクションピークで一般登山道に出ると地獄から解放されて、池塘の楽園、朝日岳へ。

日暮れに間に合うように一目散に下山。
途中、疲れた体には案外難行の薪拾い、ヘロヘロでギリギリ明るいうちに幕場ご帰還。
この期に及んでも、ごうりき師匠はイワナ釣りに出かけて早業4匹をゲットする名人芸。
今宵もまた9人のにぎやかな宴会が続きました。

2014
7/29 宝川温泉12:30…林道・板幽沢橋…朝日岳登山口14:16…16:30広河原(幕営)
7/30 広河原7:30…9:25大石沢出合9:35…10:35魚止ノ滝11:00…11:35二股11:45…13:34源頭
…越後烏帽子(地蔵ノ頭)15:00…16:20ジャンクションピーク16:30…朝日岳16:50…広河原19:00(幕営)
7/31 広河原7:30…宝川温泉12:30=入浴(水上湯テルメ)=関越道水上IC=圏央道厚木IC=小田急海老名駅





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