登山口から杉の植林地を九十九折れに高度を稼いで尾根に出ると自然林に変わります。
薫風は渡りますが湿度が高く50分も上るとシャツがじっとりと汗ばみます。
一週間前はウサギの耳のようなホワホワの新芽だったイヌエンジュの葉は成長して、ふ~ん、こんな風になるのね。葉っぱの間から透かし見る空はどんよりとして、期待の富士山は見えません。
樹木に覆われた平坦な山頂、登山道の通過地点といった感じの立山から、畑尾山へ緑の回廊を行きます。
林床に咲く山芍薬、目を凝らせばぽつんぽつんと静かに咲いていました。
アザミ平で昼食を摂り元気が戻ったので大洞山に足を延ばします。
緩やかな登山道は、どこまでも爽やかな緑陰を行きます。
時折出会うブナの大樹はみな元気に梢を広げて、良好な環境にあるようです。
小山町が明神峠まで運行する無料バスを利用して三国山から辿る立山は急なのぼりもなく緩いアップダウンで楽とのこと、小山町の粋な計らいもあって緑のプロムナードを歩く登山者は案外多いようです。
2013-05-26 登山
0 件のコメント:
コメントを投稿