十字花(アブラナ科)の名前を同定するのは苦手ですが、花の姿や雰囲気は大好きです。
セリバヒエンソウ(キンポウゲ科)
野辺に見慣れないきれいな花が咲いていました。
明治時代に渡来したそうですが、帰化植物のセリバヒエンソウでした。
最近になって関東のあちらこちらで見られるようになったようです。
コンロンソウ(アブラナ科)
こちらも苦手な十字花、とはいっても、ながめているうちに名前が知りたくなりました。
名前の由来は中国の崑崙山に雪が降り積もっている様子にたとえたとか。
同属のマルバコンロンソウ
ジロボウエンゴサク(ケシ科有毒)
近所で普通に見かけます。中国の延胡索の呼び名を日本語読みしてエンゴサク、
一方ある地方でスミレを太郎坊、エンゴサクを次郎坊とよんで花を絡み合わて引っ張りあう遊びに
使われたことから2つ合わせてジロボウエンゴサクと呼ばれるようになったそうです。
スミレサイシン(スミレ科)
初めて見ました。写真を開いて名前探しが楽しみでした。
ホクリクネコノメソウ(ユキノシタ科)
艶と色合で自己主張をしていました。
オオタチツボスミレ(スミレ科)
今が旬、群生していました。
コガネネコノメソウ(ユキノシタ科)
初めて見ました。可愛いったらありません。
アカフタチツボスミレ(スミレ科)
あっ美しい!と思ってカメラに収めようとして、葉脈に赤い色がついているのに気づきました。
日本には60種以上ものスミレの種類があるとのこと。
なかでタチツボスミレはもっとも普通に数も多くみられますが、そのタチツボスミレにも色や種類の変化があって、
スミレの同定はまことに私泣かせです。
ムラカミタチツボスミレ?
葉の様子がタチツボスミレと違うと思って調べたらナガバノタチツボスミレというのがありました。
しかし花はタチツボスミレの特徴を持ちナガバノタチツボスミレにみられる葉の赤斑もありません。
諦めずにいろいろ探していたら地域が該当するムラカミタチツボスミレというのがありました。
ハルトラノオ(タデ科)日本固有種
初めまして!見た瞬間にイブキトラノオを思い浮かべてました。
コミヤマカタバミ(カタバミ科)
晴れの日に開いていた白い花と雨の日につぼんでいたピンクの花。
白花の基部の黄色斑が清楚さを引き立てているよう。
シャク(セリ科)
無人駅の土手一面に咲いていました。
セリ科の植物は似たものが多くややこしいので名前探しは最初からあきらめていますが、
シャクは飛騨地方で、山人参といって胡麻和えで食べさせて貰ったことがありました。
カキドオシ(シソ科)薬草
いつも見ているのとどこか違う印象を受けたのは葉先が尖っていたからのようです。
友達が利尿剤だといって煎じて飲んでいました。飲ませてもらったことがありますが
独特の強い香りがして、不味くはなかったと思います。
いつもみているカキドオシ |
ラショモンカズラ(シソ科)
花はカキドオシと似ていますが断然おおきくて色も鮮やかです。
命名は謡曲羅生門に描かれるところの鬼の切り落とされた腕に似ていることらしいです。
穏やかではありませんが、花言葉は「幸せを招く」とのこと、ほっとしますね。
イワナシ(ツツジ科 )
イワナシの実を見たことがありません。いつか見てみたいと思っています。
新潟では収穫して果実酒にしたり、子供のおやつだった時代もあるそうです。
タムシバの向く方向に銀杏峰(げなんぽう)・部子山(へこさん)があります。
花の山だと教えていただきました。
タムシバ(モクレン科)を初めて見たのは新潟の山に登った時でした。
真っ白な花びら(ガク)に鮮やかなピンクの花芯が印象的でした。
その時ムシカリも一緒に咲いていて同時に名前を覚えたのでどちらがどちらか時々迷います。
ムラサキヤシオツツジ(ツツジ科)
上品なヤシオツツジに比べて一段と華やかな色彩ですが、
成熟した感じかというとちょっと違って、むしろ溌溂とした若々しさを感じます。
ショウジョウバカマ(ユリ科)
雪解けと同時に咲く花。
写真には華やかに映りますが、山野で出会うと静かな健気さ漂う花です。
ウスギヨウラク(ツツジ科)
この名前を意識したのは初めてです。
今まで見ていたのかもしれませんが、そうだとしたらヨウラクツツジと思い込んでいたのかもしれません。
イワウチワ(イワウメ科)
案外身近に咲いているのに、私には
雪国の花の印象が強いのは、新潟の山で見ることが多いからでしょうか。
花の色も大きさも個体差があります。
ミヤマハコベ(ナデシコ科)
切れ込みが深いので十弁のように見えますが実は五弁花。
ある日訪ねてきた北国生まれの義母から、野辺で一緒に摘んだハコベをお浸しにして
食べさせてもらったのが、山菜の食べ初めでした。
2013-05月
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