2013年5月21日火曜日

富士箱根トレイル 紅冨台から立山・畑尾山を経て籠坂峠へ


『富士箱根トレイルは、静岡県と山梨県、神奈川県の県境に位置し、富士山五合目から西丹沢と呼ばれる三国山稜・湯船山・不老山を経て、足柄山系の金時山までを縦走する総延長約43㎞の区間です。
さらに、金時山からは、神奈川県箱根町へ至るルートに接続しています。
ルート上には、ブナ林を始めとする落葉樹林帯が広がり、四季折々の表情を見せてくれます。
春から初夏にかlナては多くの花が咲き、冨士山麓周辺に自生するサンショウバラの群落を見ることが出来ます。』 (小山町ホームぺージより抜粋)


静岡県御殿場駅からバスに乗り30分の富士高原ゴルフ場で降ります。
別荘地の中を行くと、道路の突当りから紅冨台登山道が始まります。
傾斜を軽減したルート取りで快適に登れます。
薫風が汗をさらりと浚って凌ぎやすい陽気でした。


立山(1333m)は籠坂峠から大洞山・三国山と結ぶルートから外れたところにあるためか、
さほど歩く人も多くないので静かな山歩きに浸れます。

ブナの大樹やサンショバラに混じって三つ葉もみじの彩やかな赤紫の花が遠くから目を引きます。

 

真新しい道標がしっかり設置されているので迷う心配はありませんが、登山道を外れると丸い山なので目標がとりにくく道迷いの危険がありますのでガス出たときは注意が必要です。
積雪のころ、地図読みで通いました。



富士山の展望スッポトが何ヶ所かあります。立山三角点地からの富士山。


そして、この木~ なんの木?三角点のある広場でメギの木と一緒に富士山を眺めていました。
つるりとした木肌でブナのような模様、複葉は触るとウサギの耳のように柔らかい感触、
どこかで観たことがあるような、でもワカラナイ・わからない!





畑尾山(1335m)との鞍部アザミ平(1202m)で雄大な富士山をながめながら昼食をとります。
矮小な植物が育つ富士山が降らせたスコリアの台地はシロバナヘビイチゴやすみれの絨毯でした。



籠坂峠に下るルートもよく整備されて真新しい道標に混じって、こんな道標にも出会いました。



籠坂峠の加古坂神社
 
富士山が世界遺産に登録されて、このトレイルも今以上に多くの人が訪れることでしょう。
標高900mの高原から標高1365mの山頂まで、高低差が少なく、歩きやすい登山道を気軽に楽しみました。




*謎の木 

 イヌエンジュ(マメ科) 
植物のイヌはつまらない意味で付けられる場合がほとんどですが、イヌエンジュの場合は
「似て非なるもの」という意味だそうで、元々エンジュと呼ばれていたのは現在の槐(えんじゅ)ではなくイヌエンジュの方だったようです。
 

材は美しいので床柱や家具・細工物に使われます。

イヌエンジュは日本在来種ですが、よく似たハリエンジュやニセアカシアは帰化植物です。

こう聞くと新芽の美しさは日本の風土ならではの繊細さがあると思いました。
 
 



2013-05-19日 ハイキング




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