2012年10月8日月曜日

上越 丹後山・中ノ岳周回


「ツアーが中止になって3日から5日迄空いたのよ、どげんかして~!」
電話を貰ったのが夕食中、無茶苦茶でござりますがな!

家人の承諾を貰って、明日の予定をキャンセルして、山を越後三山の縦走に決めて、
アプローチを段取り、地形図と計画書を作成してパッキングを終えたのは午前1時だった。
気になるのは台風19号の発生。進路予想では18号台風と同じ太平洋上を通るらしいので
上越に直接の影響はないはず…因みに、稜線歩きの10月4日の天気予報は今のところ晴れマーク。

頑張って出かけますか!

 
 
 
10/03 ときMax303号で落ち合うために翌朝5:16の始発電車に乗り大宮へ。
タクシーで十字峡に入り林道を小1時間歩いて丹後山登山口に10:40に到着。
水2・5リットルを足して一段と重くなったザック、のっけから厳しい上りが続く。
雨には降られないものの山々はガスに包まれて展望がなく、苦しさを紛らす花も少ない。


 
 
 

14:45漸く稜線に出て、丹後山や中ノ岳がガスの切れ間から垣間見られるようになる。
15:15疲れ果てて丹後山避難小屋に到着。
先着の地元新潟の山を単独で歩いていると話されるAさんと今宵は3人だった。
外にトイレと天水桶が据えられ、板敷の室内は清潔に整えられて気持ちよく使わせて貰った。



 10/04 5:40きのうより濃いガスが丹後山の笹原を濡らして最初から雨具をつけての出発。


 
利根川源流、最初の一滴が生まれる大水上山は笹が生い茂るなだらかな山頂。
予報に反して期待の展望を乳白色の世界に閉じ込めるガスが残念。
沈んだ気持ちで、浪漫を感じ味わう気持ちまで薄れていくのが寂しく悲しい。

きれいに刈払された登山道が兎岳と荒沢岳の分岐を過ぎると踏み分けを足探りするようになる。
目標物がつかめないのでコンパスで進路を確認、小兎岳の山頂は確認できないままに通過する。

この頃から...
中ノ岳から先は檜廊下と呼ばれる痩せ尾根を越えていく越後駒岳,
展望のないまま駒ヶ岳を目指すか中ノ岳登山道で十字峡に下山するか…気持ちが揺らぎ始める。



明日の天気予報で決めようと携帯を取り出すが、中ノ岳山頂ではアンテナが立たない。
そこへ小屋を6:00に出たAさんが登ってきて、十字峡からマイカーに便乗させてくださるとのこと。


中ノ岳直登登山道 生姜畑

かくして越後駒ヶ岳をカット、中ノ岳から下山することにした。
15:20十字峡に下山、Aさんが約束通り大通りまで送ってくださった。
Aさんありがとうございました。

今回歩いた十字峡を起点のトライアングルルート、
小兎岳から池ノ段にかけて高山植物が豊かな残雪期がよさそう。
今度こそ天気の良い日を選んで展望と高山植物を存分に楽しんでこよう。



2012-10-03~04 登山

二百名山100/61座






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