翌日、風は収まりました。青空も広がりました。
先行者が出発していきました。
6:30 今日はここ大朝日岳から南へ延びる尾根の先端にある祝瓶山へ、南下します。
7:32
8:12
8:15
8:23
8:24
北大玉山まではきのうと同じルートで戻ります。
きのうは朝日の小屋まで誰とも出会わなかったのですが、きょうは大玉山の前後で長井から上ってきた二人の単独者に会いましたし、昨晩小屋で隣り合わせた青年も前を歩いています。
蛇引尾根をこのまま下れば、4本の吊橋が待っています。
もちろん左に分けてあの秀麗な祝瓶山に向かいます。
9:18 北大玉山を振り返見ると大朝日岳が随分遠くなりました。
大朝日岳、西朝日岳、袖朝日岳など山襞深い連なりを目に焼き付けます。
10:24 カクナラ尾根です。
10:53 カクナラ尾根に入ると笹がうるさくなりました。
ブナの大木が登山道を塞ぐように倒れていました。
倒れた木によじ乗って眺める祝瓶山。日常を越えた光景を山に抱かれて見る心地よさ。
目の前の茶色く縮れたぶなの葉っぱを見て忘れていたことを思い出しました。
実はこのところ「ブナ枯れ」というブナの葉が茶色に枯れてしまう現象が起こっていて、
土地の人々が大変に心配されているのです。夏場の少雨や温暖化が原因なのでしょうか。
山を楽しませてもらっている私にも気がかりな自然現象です。
長井の祝瓶山荘から直通ルートで登り、赤鼻尾根を下る登山者が多いようです。
学校登山や市民ハイクが盛んなのでしょうか、色々なものが奉納されていました。
飯豊は冠雪していました。蔵王や月山・吾妻山も確認できます。
正面の大朝日岳からほぼ直線にに延びてきている尾根を辿ってきました。
雪に磨かれた東面の垂壁がひときわ圧巻です。
岩壁を紅葉が彩ります。標高はさしたることはないけれどなかなかの秀峰です。
岩稜の荒々しい風格は越後の御神楽岳を彷彿とさせます。
13:40
鈴振り尾根の下山は15:30、クタクタになりました。
ただあの吊橋は3本まで回避できて1本だけ渡ればよかったので助かりました。
2012-10-14 登山
百名山 大朝日岳100/93座
三百名山 祝瓶山100/37座
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