6:15 西別岳避難小屋の駐車場から笹や下草が刈り取られて整備の行き届いた登山道を行きます。
がまん坂を越えて最初のピーク リスケ山。
西別岳と西別小屋を長年に渡って管理されている加藤利助氏の名前から命名されました。
晴れていれば、摩周岳や摩周湖をはじめ展望も素晴らしいそうです。
このガスはとても残念です。
リスケ山斜面に広がるお花畑。
チシマワレモコウ(バラ科・ワレモコウ属)
そっくりなナガボノシロワレモコウは長い穂が垂れ下がるそうなので、こちらはチシマワレモコウかしら。
チシマセンブリ(リンドウ科・センブリ属)
直径1センチに満たない小さい小さい花。草むらに埋もれるように咲いていました。
モイワシャジン(キキョウ科・ツリガネニンジン属)
花が大きくて、葉の出方が互生している点がツリガネニンジンと目立った違いのようです。
これらの花たちには初めて出会いました。
西別岳が、アポイ岳に並び称される花の名山であることを実感しました。
ごくらく平
ここからの摩周岳と摩周湖の展望と一面の花園はすばらしいでしょうね
・・・目を閉じてイメージします。
西別岳山頂
さて摩周岳に向かいましょう!
白樺の散歩道が続いて“北海道情緒に浸ります。
しかし摩周岳直下200mは息せき切る急登でした。
登山道整備用の資材が荷揚げされていて、これから順次整備されるようです。
霧の摩周岳!
イワブクロ(オオバコ科・イワブクロ属)
エゾオヤマリンドウ(リンドウ科・リンドウ属)
エゾリンドウ
オヤマリンドウとの違いは花は平開し茎頂以外にかなり下の葉腋まで花をつけるとあります。
雨で花が閉じていたので平開は確認できませんが、葉の付け根の三段にわったって花がついている点は上の写真の個体と違いがあります。
西別小屋
下山すると、昨日お世話になったTさんとリスケ山のリスケさんが待っていてくださいました。
今日は阿寒湖畔のキャンプ場に移動する予定でしたが、リスケさんに勧めて貰い、もう1泊することになりました。
リスケさんは空になった4リットルペットボトル水容器を何本も手に抱えて帰って行かれました。
天候には見放された2013年の北海道山旅でしたが、温かい出会いが2013年北海道山旅を豊かにしてくれました。
2013-09-02 登山
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