2013年6月12日水曜日

飯豊連峰 残雪の飯豊山と大日岳


川入から長坂のブナ林を登ります。



 
地蔵山の雪原を詰めると剣ヶ峰の岩尾根と三国小屋が一望できます。






鞍部への登山道は…

え・
カタクリとマンサクの花街道。

リーダー待って~ください!



 
剣ヶ峰は案外手ごわく迫ってきます。
岩場のそこかしこにヒメサユリの若苗、蕾を膨らませはじめたものもありますが開花はまだ少し先のようです。




初日は三国小屋に泊まります。大日岳が、西に大きく聳えて、あさってはあの頂に上ります。
明日上る飯豊本山が北に、種蒔山や一ノ王子の陰に隠れてぽつんと頭だけ出しています。




崩れ落ちた雪庇が連続する七森をアップダウン、種蒔山の北斜面に残る大雪原を爽快に闊歩して切合小屋へと下って行きます。




切合小屋からはまた雪原の登りで草履塚に出ると、大日岳の展望が冴えます。
行く手には姥権現、御秘所、御前坂と胸突き八丁が続きます。
飯豊山神社の境内に本山小屋が建ちミヤマキンバイが咲きこぼれていました。




先ほどからガスが上りはじめて、残念ながら飯豊本山山頂の展望はガスに巻かれてしまいました。
御西岳稜線の南を巻いている登山道は雪に埋もれていました。
ベンガラや赤布類のマーキングもなくガスは厄介でした。




無事御西小屋に着いたときは、ホッとしました。




三日目の行程は最長ルートなので小屋を4:50に出て空身で大日岳ピストンに向かいます。
天気が上々で雪原が朝日に光る神々しい景観に胸を打たれます。




磐梯山が雲海に頭をもたげて画龍点睛の観です。




山頂直下の急斜面は安全のためアイゼンをつけますが、絶不調でおまけにアイゼンを御西小屋に忘れてきた私でしたが、ノーアイゼンの緊張は吐き気もいつの間に吹き飛んでしまう醍醐味?でした。




大日岳山頂から未踏の烏帽子岳の稜線が延びてきている様子をつぶさに観察します。




さて大日岳を下山してもと来た道を三国小屋まで戻ります。
飯豊山まで戻ってきて、えぶり差岳方面を眺めて感慨に浸ります。




普段ピストンは好まないのですが、今日に限ってはピストン大歓迎、昨日ガスで見られなかった景色を堪能します。
不思議なくらい、目視できれば何でもないルートなのに昨日は緊張しました。




飯豊本山から眺めるダイクラ尾根は激しいアップダウンに喘ぎそうです。
昨年は予定を変更して回避したのは、7月になっても橋が架けられていなかったと聞けば、正解だったようです。




13:30三国小屋に戻りました。今山行2泊目の三国小屋の展望です。
中央左奥に飯豊山を覗きます。




剣ヶ峰の岩場を下って


美味しい岩清水、峰秀水を土産に汲んで!
 

無事、川入キャンプ場に下山しました。

飯豊は、 いいで~ ! その思い、確信しました。


06/07 大宮8:34(やまびこ127)=11:27山都駅(タクシー)=川入キャンプ場12:28
      …13:11下十五里…14:00上十五里…横峰14:55…15:55地蔵山16:03
      …鞍部16:20…16:58剣ヶ峰標識…17:20三国小屋

06/08 三国小屋6:08…6:57七森…7:31種蒔山…7:55切合小屋…9:10草履塚
      …9:28姥権現…9:35御秘所…10:45本山小屋10:55…11:24飯豊山…12:53御西小屋

06/09 御西小屋4:50…6:30大日岳山頂…7:46御西小屋8:10…9:40飯豊山
      …10:07本山小屋…10:20御秘所…11:23草履塚…11:40切合小屋…13:30三国小屋

06/10 三国小屋4:50…5:09剣ヶ峰標識…5:43鞍部…6:05峰秀水…7:08上十五里
      …7:14中十五里7:20…8:30川入キャンプ場9:30(タクシー)=10:16山都駅

2013-06-07~10 登山

百名山100/97座








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