2013年3月19日火曜日

越後駒ヶ岳


普通列車を小出駅で降りると、歩いて数分で魚野川に出ます。
雪解げの水を満々と抱いて魚野川は大河信濃川に注ぎ込んでいます。
魚野川にかけられた橋の上から上流の正面に雪化粧した越後駒ヶ岳の大展望が広がります。
八海山、中岳と並ぶ越後三山の一つに数えられ、日本百名山にも挙げられる越後駒ヶ岳です。
標高は2003mと高くはないのですが、駒の湯からの標高差は1600mあります。



登山口の吊り橋を渡るとイワウチワが咲いていました。
待ちかねていた昆虫が蜜を吸いに、イワウチワも花粉をたっぷり着けてもらって幸せな共存です。



今年は例年にない豪雪に閉じ込められたはずなのに植物は季節を違えず、雪椿・ムシカリ・タムシバの
赤い花白い花が残雪に彩りを添えます。


ゆっくり写真を撮りながら登っていきます。






雪のついた小倉山の急斜面、どこを登るのかなぁと思って見上げるとトレースは直登しています。
百草池のあたりで休憩、池は雪に潜って雪の原です。
辺りの雑木は梢まで雪に埋まり縮こまって吹く風を凌いでいます。
駒ケ岳のどっしりとした山容に届くには、もう一踏ん張りが必要です。


岩がごろごろ転がっていた印象の前岳の上りは、雪でならされて凹凸はありませんが、
傾斜が急なので滑らかな分ズルッとよく滑ります。
ゆくっりゆっくり足を運びますが、息切れしそうなくらい急です。
一時間かかってやっと傾斜が緩み一息つきます。
もう一回クラックが走る急斜面、胸突き八丁を凌げば駒の小屋が立つ肩に出ます。

ザックを小屋前にデポして山頂に向かいます。
巻機山、荒沢岳、守門岳、浅草岳、平ヶ岳、中岳、八海山、燧岳などぐるりと山に取り囲まれます。
風が強くなったのを潮に駒の小屋に下ります。
今宵は2階のヤングパーティと我々の2組だけなので1階と2階をそれぞれ占有します。


夜半に激しい風雨に見舞われたのですが、翌朝は快晴の空が広がりました。

巻機や荒沢の大展望を楽しみながら駒の湯に下りました。


5/06 自宅730=横浜943(湘南新宿ライン)=高崎=湯沢=1500小出

5/07 小出―タクシー=駒の湯6:33…吊橋6:427:07P

     …7:39越後駒を見ながら…9:32栗の木ノ頭10:03

     …小倉山10:2010:4211:24百草の池 11:45

     …1235前駒ケ岳12:4513:15駒の小屋…13:40駒ヶ岳山頂14:0014:10駒の小屋 ()

5/08 起5:446:55百草の池…6:57小倉山7:178:11イワウチワ…9:00ブナ…10:15駒の湯



011-05-06~08 登山

百名山100/49座(1回目2008/10/18





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