2012年4月30日月曜日

阿蘇 高岳、中岳

私たちが向かうのは「火の山阿蘇山」。
飛行機が富士山の真上を飛んで、富士山の火口を俯瞰するというまたとない楽しみを味わせて貰った。
富士山と同じ火山だけれど富士山が休火山であるのに対して阿蘇山は活火山、
カルデラの大きさは世界一、どんな景色が待っているのかとても楽しみ。

熊本空港でレンタカーを借り深呼吸をしてはやる気持ちを落ち着かせて運転席に座る。
阿蘇山は阿蘇五岳と呼ばれる中岳、高岳、杵島岳、烏帽子岳、根子岳をはじめとする山域の総称。
そのうちの高岳と中岳を上るために醉仙峡登山口に向かう。

酔仙峡は春には霧島ツツジで有名なところで、稜線間近までロープウエイが通じているが、
オフシーズンの今はひっそりと出会う人もいない。
酔仙峡を起点の周回登山の場合、上りか下りどちらか一方を歩くことになるので、
下りをロープウエイにしましょうということで、仙酔峡尾根を上り始める。
 

見渡すかぎり岩がゴロゴロと赤茶け荒涼とした風景をあえぎながら登る。
左手の鋸歯の頂稜の岩峰が九州岳人のメッカ、鷲ヶ峰と虎ヶ峰のよう、案内の看板がある。
登山道の付近に遭難慰霊碑を多く目にするのは彼の山によるもののようです。
黄色いペンキマークを拾って急登を大鍋火口壁へと登っていくとポンと高岳の稜線に飛び出した。高岳東峰にベレー帽を被せたように座る、天狗の舞台と呼ばれる溶岩舞台を眺めながら、
平坦な稜線歩きで高岳標高1592㍍に着きます。



どこまでも平坦な稜線漫歩、 中岳山頂からはカルデラはもちろん草千里も望めます。
どこまでも広がるこの不毛の大地、目の前に噴煙がしきりにあがって活火山の証明、
地殻の躍動を感じます。さすが世界一を誇る景観は雄大です。
下山はロープウエイであっという間に仙酔峡駅に到着、感動の阿蘇登山でした。

2010-03-05登山

百名山 100/70座



 

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