2016年2月8日月曜日

山梨百名山  白鳥山





白鳥山に誘われました。
初めて聞く山名をネットで検索すると、山梨百名山の一つで標高は567.7m。
富士山の眺めは「関東富士見百景」に選ばれていて、山梨県は「恋人の聖地」に指定しています。
山頂には、「恋人の聖地」の雰囲気づくりでしょうか、くり抜かれたハート形に富士山がすっぽりと収まるモニュメント
やおしゃれな鐘が設けてあります。
白鳥山森林公園の駐車場からは15分で登れるので夕景の富士山を楽しむには格好の山のようです。
私たちが上る芝川町・本成寺からのルートは、整備された登山道を危険な場所や迷ったりする場所もなく、
1時間10分で登れるようです。

山の会の仲間とは、半年振りの登山、しかも易しい山だからと高を括って、
“地形図を出すほどのこともないし、リーダー頼みだわ”と楽しみばかりの緩んだ気分で当日を迎えました。
果たして、緊張を欠いた登山の結末は?







7:00車2台で出発、登山口を9:00出発
本成寺墓地脇から竹林の坂を上った集落の民家の庭先をかすめるように過ぎると
山裾に広がる茶畑から山道に入ります。




茶畑から4分で塩出の分岐を示す標識が現れて、"帰りはここから塩出の集落に向かうのかしら”
と呑気に考えていました。
“ここら辺りはタケノコが取れる”と誰かがいっていた通り、登山道は暫く広い竹林の中を行きます。





竹林がすっかり稙林に変わると少し傾斜がついてきました。
右手に七面宮跡地に直登する石段が現れましたが、わたしたちは巻路を行きます。
ここが登山口の絵図にあった七面山広場で9:26分に到着、ほぼ案内の時間で上ってきました。





植物は時期的に少ないのですが、山藍が雄花をつけていました。
藍染め(青)の原料になるのはインドシナ原産の蓼藍(タデアイ)で山藍とは別のものですが、
古代にはこの山藍で緑色を染めたようです。



日影に強いアオキは植林地でも元気に赤い実をたくさん着けていました。
林床のいたるところに実生の若苗が育っていました。

フユイチゴも赤い実をつけますが、大好物にしている誰かさんに食べられてしまって
赤い蔕(へタ)だけが残っていました。




赤い実をつけた背の高いアオキが頭上を賑やかせますが、
ここは胸突き八丁、どうしてもうつむきがちな姿勢になってしまいます。
1本とりましょう!




天気は曇りがちですが、富士山の展望は思いのほかクリア―です。

10:30ですが、山頂広場で食事にします。
みなさんアツアツのカップラーメンを美味しそうにいただいていましたが、
増えすぎた体重を落とさなければならない私はおむすびを一個とミカンを1個です。
食後の別腹も“怖い~”と辞退…!。



おなかを満たしたら、あとは下記の予定で下山にかかります。

本成寺(830)…白鳥山(1100・昼食1200)…林道岐路(1210)…塩出集落(1300)…相沼集落(1330)…本成寺(1400

果たして、山を軽く見た報い、山の神からとんだしっぺ返しを受けます。



11:30、元来た道の途中から塩出に下ると思っていた私、山頂を西に別の道を下るようです。
リーダー任せの横着を決め込む私、これから起ころうとしている変事に気づくはずもありません。

石段の先端に10㎝幅に木製の部分が足してある手の込んだ階段が続きます。
“危ないよ”この階段、濡れると木製部分が滑って転倒するかも なんて憎まれ口をきいている間に
広い舗装道路に出ました。
帰ってから気づいたのですが、舗装道路を右に少し登れば白鳥山森林公園の駐車場があったはずです?
あぁ、ミツマタがこんなにたくさんなどとペチャクチャ賑やかにお話ししながら左にとっとこ下ります。

やがて隋縁カントリークラブに至ったところでリーダーが“おかしい”と思い始めたようです。
しかし、予定のルートから外れたけれど登り返すのも…“まあこのまま進みましょう”。
定石破りもリーダー頼りの私です。





最初の内は、林床を覆うウラジロに、京都の東山でウラジロを滑って遊んだ話が出たり、
イイギリの赤い実やかば色のサンシュウの蕾を“なぁ~んだ”といい当てたりし乍元気に歩いていた一行でしたが、
舗装道路歩きが1時間30分に及ぶと疲れが出てきました。


   十島駅に掲示の周辺地図

 

スマホの地図で確認しても、十島(とおしま)に行くのが最良の選択のようです。
さらに30分黙々と歩いて13時30分に身延線の十島駅に到着しました。

ところが芝川行きの電車は1時間以上待たなければなりません。
運転手さんにタクシーで本成寺まで車を取りにいって貰って、帰途に就いたのでした。



家に帰ってから地理院地図で白鳥山の地形図を出して見ました。
白鳥山ではでてこなくて芝川町で出てきました。
登山道も山梨側からは記載がありますが、静岡側の芝川からは七面宮跡までしか記されていません。
塩出へのルートの記載もありません。
塩出へは標高460mの舗装路ヘアピンカーブから県境尾根に取り付いてP316へ南下するとよかったようです。

高を括る山ではなかったのです。反省しきりです。

2016-02-06 登山





 

2016年1月30日土曜日

塔ノ岳



きょうは連れがいます。
300名山以外にもたくさんの山を歩いてこられたMさんと一緒です。
Mさんに私の知らない山の話を聞きながら上ります。




 


 


快晴です。
最近、植林に手が入って大倉尾根の展望がよくなりました。
駒止茶屋を過ぎてすぐ、迫力ある表尾根を望みます。






週末と休日営業の堀山の家、近頃平日にもボランティアさんが入って作業中の様子です。

冠雪から10日以上が経ち、登山道の雪はだいぶ融けましたが、
圧雪された分かえって凍りやすくなっているので滑らないよう、足元を確認しながら上ります。
駒止茶屋手前の階段は、下る際にはストックか軽アイゼンがあると安全かもと思いました。
私は使ったことがないのですが、簡便さが重宝なのでしょうか、チェーンアイゼンを着けてる人を多く見かけました。







このパティーは、花立山荘前の広場でバースディパーティをやっていました。
首にレイをかけた彼女、ちらっと見たところワインがありましたよ。
標高1300mの素敵な誕生会、祝ってくれる仲間に感謝ですね。










花立山まで登ってくると、空気が澄んでいるので南アルプスが見えます。
富士山に面白い雲がかかりはじめました。

福井と滋賀の県境の山、「霊仙りょうぜん」はいい山だそうです。
「この頃は、登りたいと思う山になかなかのぼれないなぁ」、木立が描く雪面の影絵に目を落とします。










塔ノ岳山頂の温度計は16℃を指していました。
温かくて風もない春の陽気に恵まれました。

Mさん、ご一緒いただきありがとうございました。


2016-01-27登山




2016年1月22日金曜日

塔ノ岳

丹沢塔ノ岳は私の登山の【よりどころ】です。
体力維持に、体調確認に、自信回復に、そして花を眺めに、景色を楽しみに、登ります。
山頂まで登れれば “きょうも登ってこられてよかった” と一応安堵します。
しかし前回の塔ノ岳は脚はガクガク、心臓バクバクで安堵できる許容範囲をはみ出して、
このままでいたら登れなくなってしまう と不安になりました。
トレーニングに通うことにしました。



12月26日、丹沢に霧氷の花が咲きました。












01月10日、塔ノ岳山頂の温度計が19℃まで上昇していました。




富士山の雪が少ない。

             19℃


どう見ても真冬の登山者には思えません。


 

18日午後晩くなってから丹沢に日差しが戻ってきました。
夕日に照らされる雪の峰はほんのりと紅を帯びて温かみを感じます。
“ 明日、登ろう 

01月19日、今シーズン初めて雪化粧しました。





 
 
 
 

2シーズン目の越冬ノラちゃん、昨年に比べると丸々と太ったわね。







春岳山から大山北尾根

2016年01月17日(日)

【山名】 春岳山標高949m大山標高1251m西沢ノ頭標高1094m ミズヒノ頭標高1050m境沢ノ頭標高913m 

【山域】 丹沢山地 東丹沢

 【コースタイム】 秦野駅8:18発バス=9:10ヤビツ峠9:24…春岳山尾根取り付き9:29…
           10:03春岳山尾根10:12…10:17春岳山山頂…10:21イタツミ尾根に合流
           …11:10大山奥社・大山山頂11:21…11:23大山北尾根…11:38ネクタイ尾根分岐
           12:03西沢ノ頭…12:20ミズヒノ頭12:53…13:15 16号鉄塔13:21
           …13:55 667峰(上野ノ頭)14:02…県道地獄沢橋14:13…14:53門戸口
           …15:24ヤビツ峠15:51発バス=16:40秦野駅


秦野駅バス停に7時50分ころ着くと、12人と聞いている仲間の姿はありません。
それにしても土日にはバス待ちの長い列ができる「ヤビツ峠行」なのに、待ってる人も一人だけ!
間違えちゃったかな?バスの時間?集合場所?土曜日だった?
諦めかけたその時、知り人の笑顔が目に入りました。
次々と仲間も乗客もやってきて、あっという間にいつもの長蛇の列になりました。






ヤビツ峠で準備体操を済ませて公衆トイレの裏からヤビツ旧道に入ります。
このショートカットは水害で荒れてから歩いてなかったけれど、指導標が置かれそれなりに復旧しています。
春岳山の取り付きは沢沿いに5分程歩いた標識の処から、植林地の仕事道を登ります。
ヨモギ尾根の一画で作業が行われているようでヘリコプターのエンジン音が静寂を切り裂きます。




植林帯から雑木の急斜面に変わって不明瞭な踏み分けを束の間喘ぐと尾根の平坦地に乗りあげます。
江の島も見える展望地です。





春岳山の山頂はそこから尾根を5分程緩く上った小ピーク(930m)の先にありました。
等高線は閉じていませんが広々とした平坦地からは尾根が四方に延びています。
「春嶽山949m」と書かれた手製の標識が置かれています。
山頂から90度東に折れると直に、イタツミ尾根の一般登山道に合流します。
木と石で整備された登山道を一服入れながらゆっくりゆっくり上ると、50分程で大山山頂です。
奥社で安全登山を祈念します。






放送局各社の鉄塔広場を抜け、脚立で鹿柵を越えて大山北尾根に入ります。
大山山頂から北に延びた大山北尾根は、ミズヒノ頭で一旦西に折れ、
境沢ノ頭で再び北に向きを変えて一ノ沢峠に下ります。
私たちのきょうのルートは、境沢ノ頭で大山北尾根を離れて西へ、地獄沢橋に下ってヤビツ峠に戻ります。

大山北尾根1ポイント目の脚立越えを終えるとなだらかに続く広尾根、左手に富士山を眺めますが、
きょうの富士山は目の前に掌を被せたように纏いつく雲で、切れ切れにしかその姿を見せてはくれません。
やがて山作業用のモノレールが現れてモノレールに沿うように落ち葉を踏みしめて歩きます。
雪があると雰囲気のある尾根なのですが、暖冬の今シーズンはまだ山に雪が付きません。
(翌日18日に降ったのですが)






ネクタイが下げられていたことから命名されたというネクタイ尾根の分岐、モノレールも2手に分かれます。
そのモノレールも左手に下って視界から消え、
尾根は狭まったり広がったりしながら西沢ノ頭が近づくと険しい痩尾根になります。
狭くて展望のない山頂には手製の山頂標があります。
続いてミズヒノ頭、赤松のある南北に長い山頂で昼食タイムをとります。
いつだったかミズヒノ頭の崩壊地の上で寛いだ記憶がありますが、記憶は勘違いだったのでしょうか?
足元すぐ近くまで崩落が進行してとてもそんな気持ちにはなれません。






進路を北から西に変えて下って行くと2つ目のポイント、新多摩16号鉄塔を見上げます。
人工物は山には不似合いですが、鉄塔の造形は案外美しいなぁ!と思います。






ポイント3つ目、鉄塔から少しの境沢ノ頭です。
右手の北に向かえば一ノ沢峠ですが、ここで大山北尾根を離れます。
西南へ県道70号線地獄沢橋に下ります。





熊の爪痕のある667峰には、「上野ノ頭 667m」と私製の真新しい山頂標が、掲げられています。
地獄沢橋近くまで降りてくるとミツマタの群生の中を歩きます。
銀色に光る蕾は膨らみ具合が例年になく早いようです。2月中に咲き始めるかもしれません。

ヤビツ峠で15:51発のバスに乗り込み出発時間を待つ間に、雪です、雪が降ってきました。
明日は真っ白に雪のついた丹沢が見られそうです。





2016年1月16日土曜日

塔ノ岳



今日は快晴の予報でしたが、上るにつれて怪しくなってきました。
下山時に弱い雨も降ってきました。



階段が増えたような!

到着は11:22分、尊仏山荘は満席でした。



”2時間を切りました”と向かいの席の青年が嬉しそうです。
主の花立さんが、“2時間を切るのは大変だったと思うよ”と青年を労います。
常連さんの中には80歳で2時間半で上ってくる人もいるそうです。
山小屋のコーヒータイム、きょうはあっぱれな人の話に耳を傾けました。
因みに、私は3時間20分かかりました。

2時間切りの青年は、人知れず咲く花を探して丹沢を歩き回っているそうです。
大倉尾根にも探し当てた見所があるとのこと、
とてもついては下れないと一度は遠慮したのですが、教えて貰いました。
花の話が尽きなくて、結局大倉まで一緒に下ってしまいました。

山らしい山に登れずにいた5ヶ月、今日が登山再開の日でした。

山は楽しい!
心優しい花追い人、マシラの健脚を持つ青年に出会いました。

                              2015-12-17(木)