2016年1月22日金曜日

春岳山から大山北尾根

2016年01月17日(日)

【山名】 春岳山標高949m大山標高1251m西沢ノ頭標高1094m ミズヒノ頭標高1050m境沢ノ頭標高913m 

【山域】 丹沢山地 東丹沢

 【コースタイム】 秦野駅8:18発バス=9:10ヤビツ峠9:24…春岳山尾根取り付き9:29…
           10:03春岳山尾根10:12…10:17春岳山山頂…10:21イタツミ尾根に合流
           …11:10大山奥社・大山山頂11:21…11:23大山北尾根…11:38ネクタイ尾根分岐
           12:03西沢ノ頭…12:20ミズヒノ頭12:53…13:15 16号鉄塔13:21
           …13:55 667峰(上野ノ頭)14:02…県道地獄沢橋14:13…14:53門戸口
           …15:24ヤビツ峠15:51発バス=16:40秦野駅


秦野駅バス停に7時50分ころ着くと、12人と聞いている仲間の姿はありません。
それにしても土日にはバス待ちの長い列ができる「ヤビツ峠行」なのに、待ってる人も一人だけ!
間違えちゃったかな?バスの時間?集合場所?土曜日だった?
諦めかけたその時、知り人の笑顔が目に入りました。
次々と仲間も乗客もやってきて、あっという間にいつもの長蛇の列になりました。






ヤビツ峠で準備体操を済ませて公衆トイレの裏からヤビツ旧道に入ります。
このショートカットは水害で荒れてから歩いてなかったけれど、指導標が置かれそれなりに復旧しています。
春岳山の取り付きは沢沿いに5分程歩いた標識の処から、植林地の仕事道を登ります。
ヨモギ尾根の一画で作業が行われているようでヘリコプターのエンジン音が静寂を切り裂きます。




植林帯から雑木の急斜面に変わって不明瞭な踏み分けを束の間喘ぐと尾根の平坦地に乗りあげます。
江の島も見える展望地です。





春岳山の山頂はそこから尾根を5分程緩く上った小ピーク(930m)の先にありました。
等高線は閉じていませんが広々とした平坦地からは尾根が四方に延びています。
「春嶽山949m」と書かれた手製の標識が置かれています。
山頂から90度東に折れると直に、イタツミ尾根の一般登山道に合流します。
木と石で整備された登山道を一服入れながらゆっくりゆっくり上ると、50分程で大山山頂です。
奥社で安全登山を祈念します。






放送局各社の鉄塔広場を抜け、脚立で鹿柵を越えて大山北尾根に入ります。
大山山頂から北に延びた大山北尾根は、ミズヒノ頭で一旦西に折れ、
境沢ノ頭で再び北に向きを変えて一ノ沢峠に下ります。
私たちのきょうのルートは、境沢ノ頭で大山北尾根を離れて西へ、地獄沢橋に下ってヤビツ峠に戻ります。

大山北尾根1ポイント目の脚立越えを終えるとなだらかに続く広尾根、左手に富士山を眺めますが、
きょうの富士山は目の前に掌を被せたように纏いつく雲で、切れ切れにしかその姿を見せてはくれません。
やがて山作業用のモノレールが現れてモノレールに沿うように落ち葉を踏みしめて歩きます。
雪があると雰囲気のある尾根なのですが、暖冬の今シーズンはまだ山に雪が付きません。
(翌日18日に降ったのですが)






ネクタイが下げられていたことから命名されたというネクタイ尾根の分岐、モノレールも2手に分かれます。
そのモノレールも左手に下って視界から消え、
尾根は狭まったり広がったりしながら西沢ノ頭が近づくと険しい痩尾根になります。
狭くて展望のない山頂には手製の山頂標があります。
続いてミズヒノ頭、赤松のある南北に長い山頂で昼食タイムをとります。
いつだったかミズヒノ頭の崩壊地の上で寛いだ記憶がありますが、記憶は勘違いだったのでしょうか?
足元すぐ近くまで崩落が進行してとてもそんな気持ちにはなれません。






進路を北から西に変えて下って行くと2つ目のポイント、新多摩16号鉄塔を見上げます。
人工物は山には不似合いですが、鉄塔の造形は案外美しいなぁ!と思います。






ポイント3つ目、鉄塔から少しの境沢ノ頭です。
右手の北に向かえば一ノ沢峠ですが、ここで大山北尾根を離れます。
西南へ県道70号線地獄沢橋に下ります。





熊の爪痕のある667峰には、「上野ノ頭 667m」と私製の真新しい山頂標が、掲げられています。
地獄沢橋近くまで降りてくるとミツマタの群生の中を歩きます。
銀色に光る蕾は膨らみ具合が例年になく早いようです。2月中に咲き始めるかもしれません。

ヤビツ峠で15:51発のバスに乗り込み出発時間を待つ間に、雪です、雪が降ってきました。
明日は真っ白に雪のついた丹沢が見られそうです。





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