2014年7月26日土曜日

乾徳山(標高2031m) 奥秩父



晴れ男と晴れ女が揃うとホンマにきょうはいい天気です。
車も快調に走って8:00には徳和スポーツ公園駐車場に到着しました。

乾徳山登山口へ分岐を左にリーダーに続きます。
徳和川の堰堤に出て前には進めないので橋を渡って右岸の樹林帯に入ります。
しかし登山口は発見できません。分岐まで戻ることにします。
途中で二人連れの釣り人に出会ったので、乾徳山の登山口はどこですかと尋ねると、
「この道ですよ。皆さん、そこの駐車場に車を置いて歩いて行きますよ」と答が返ってきました。
半信半疑で再び右岸の樹林に戻ってみたもののやっぱり変です。
多くの人が通っているにしては踏跡が薄い、地図では登山道は徳和川左岸側にあることになっている。
しかしGPSは「こちらで間違いない」という。
GPSが明確に判断できるポイントまであと300m、先に進むことにします。
結果、今度こそ分岐に戻ろうということになりました。
分岐に戻って最初とは逆の右に進みむとⅠ0分で、大きな標識のある登山口に着きました。

この登山口探しの道草はGPSに頼る以前に地図を読めるようになることが大切と気づかされたのでした。

小さな鳥居をくぐって、オソバ沢沿いにのぼって行くと、徳和林道を横切り急登が続きます。
大汗をかいて苦しかったのですが、銀晶水の冷たい水を飲むと汗が引いて元気がもどってきました。
急登の駒止を過ぎ、明るく開けたカラマツ林の中に水音が聞こえてくると心待ちにしていた錦晶水に着きました。
沢のどこかで蛙がいい声で鳴いていました。
ここから登り一辺倒の登山道がなだらかな登山道へと変わって大助かりです。

カラマツ林からカヤトの原に変わるころ国師ケ原の十字路に着き、右に大平牧場へ左に乾徳山下山路を分け、まっすぐに山頂へ通じる道はまた急になりました。
小石がゴロゴロして歩きにくいのでゆっくり進むと、たおやかに気持ちのいい扇平草原に着きました。


噂のクサリ場が現れました。そのクサリ場周辺に初めて見るクモイコザクラ咲いていました。
ハクサンコザクラに似たピンクの可憐な花です。

クサリ場は、なかなか手ごわくてやっとの思いでずり上がりました。

岩が累々、高度感のある山頂は圧巻でした。
いつものことながら、ああ!来てよかったと幸せな気持ちになりました。

乾徳山は信仰の山で高僧が修行をした山でありその古跡が残っていました。

登山者が込み合っていなかったので帰りも扇平までは往路を戻り、その先から道満尾根を下ったのですが、道満尾根にはミツバツツジや山ツツジがたくさん、時季にはツツジのトンネルが楽しめそうです。

森と草原と岩と美味しい清水と変化に富んだ乾徳山を余すところなく楽しめた山旅でした。
山梨市三富の笛吹温泉、笛吹の湯でゆっくり疲れを癒ました。



平塚5:20=須御坂越え=140号経由徳和スポーツ公園駐車場8:05
8:20林道分岐…ルートファインディング…9:40乾徳山登山口…10:05銀晶水10:10
…10:25駒10:50ニシキ晶水10:55…11:25月見石11:35
…12:15岩稜帯…12:30乾徳山山頂12:3513:30月見石…道満尾根
15:10徳和スポーツ公園駐車場=15:20笛吹の湯16:30

140号経由一宮御坂IC=河口湖IC=東冨士自動車道路=御殿場IC=秦野中井IC19:00平塚



二百名山 乾徳山100/12座


2007-07-06 登山




 

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