外岩のゲレンデ、広沢寺弁天岩に出かけた。
今日の目的はマルチピッチの反復練習。
2ピッチ以上のルートを登る(マルチピッチ)には確実さとともにスピードが要求される。
二人の場合はリードとビレーを交互に繰り返しながら終了点まで登っていくことで問題ないのだが、
三人の場合、役割分担を決めてよりスピードアップを図ろうという試みをやってみる。
1ピッチ目
Aがリード、Bがビレー。つづいてBとCがAのビレーで登る。
2ピッチ目
Cがリード、Aがビレー。つづいてBとAがCのビレーで登る。
3ピッチ目
Aがリード、Bがビレー。つづいてBとCがAのビレ-で登る。
つまり2ピッチ目からは最後に登った人が次のリードをすることにして、
リードはAとCが担当Bは常にセカンドで上る。
ロープが上から順番に繰り出されるのでロープ出しがスムーズになり、
絡まったらややこしいロープ捌きが解消できるのではないか。
1*①地点、Aはダブルロープの1本をエイトノットでハーネスに結びもう1本はチョン掛けにして
リードする。
2*②地点に立ったAは本ロープ2本でセルフビレーを取り、BとCをセカンドビレーで上げる。
3*①地点、Bはロープをチョン掛けにし、Cはエイトノットでハーネスに結びAのビレーで上る。
4*②地点、登ってきたBにAはチョンガケのロープを渡す。Bは渡されたロープをハーネスの
カラビナにセットし、チョンガケしていた自分のロープを上ってきたCに渡す。
Cは渡されたロープをカラビナでハーネスにつなぎリードで登る。
5*③地点に上ったCは本ロープでセルフビレーを取りBとAをセカンドのビレーで上げる。
以後3~5を終了点まで繰り返す。
9:00から15時まで壁を繰り返し上り降りしてシステムは理解できたしスムーズさも実感できたが、
気になることも・・・
Bの役割をその山行中やり通した場合、Bはストレスをかんじないだろうか、
事故にならなければ問題ないのだが、もし事故った場合にチョン掛けはどうだろうか。
色々なことを試しながら、反復反復、精度を上げていかなければ・・・!
2012-11-15