2017年7月1日土曜日

竜爪山(りゅうそうざん)

2017年06月17日(土)時々

【山名】竜爪山薬師岳標高1051m 文殊岳1040.8m  欅立山 標高888.8m

【山域】身延山地

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)
                旧道登山口9:00…沢を渡る9:05…10:19穂積神社10:31…11:15薬師岳北展望地
                11:18薬師岳11:20…11:43文殊岳12:26…12:49薬師岳
                …13:26穂積神社13:35…14:22欅立山…14:58穂積神社…16:05旧道登山口
 
 
 

身延山地の古くからの信仰の山で、北側中腹には車で入れる穂積神社があります。
南側の一等三角点のある文殊岳と北側の薬師岳からなる双耳峰です。
文殊岳山頂からは北東に富士山、北西に南アルプスの大無間山小無間山、光岳、茶臼岳、上河内岳、聖岳、赤石岳、荒川岳、布引山、笊ヶ岳等3000m級の峰を望み南面切り拓きからは、伊豆半島から静岡の市街地、駿河湾の絶景を望みます。



 
参詣道の旧道登山口到着が8:40、既に駐車場はいっぱいで路肩に駐車します。
鳥居を潜り、山腹の植林地から沢に降り、橋を渡って左岸の尾根に取付きます。
コアジサイの控えめな花色が植林の森にしっとりなじんで美しい。






昔、信仰登山に行き来する人々が目印とした今に残る丁目石(109mごとに設置)を数えて進みます。
26丁目で新登山道を合わせて37丁目の穂積神社に1時間余りで到着します。
穂積神社までは車で入る予定でしたが、リーダーの勘違いで片道4K弱づつ余分に歩かされました。





ところが余分の旧道歩きが私には幸いしました。
「カキノハグサ」に初めて出会ったのです。

花の形も色も葉もみんなが自己主張するその姿に、奇妙な印象を受けました。
今思えば無意識に、「寄せ集めの花」のイメージを持ったのだと思います。

ヒメハギ科の多年草で草丈20~30cm。
マメ科の花に似た柿の実色の橙黄色の花をつける。
柿の葉に似た葉をつける。
近畿地方から東海地方の限られた地域に分布する固有種。



こちらはウリノキの花。
くるりと巻きあがった花弁と長く突き出た花柱と黄色い雄しべが印象的。
やさしくて夏らしく涼やかな印象を受けます。

ミズキ科の落葉低木、高さ3m
北海道から九州の山地の林に分布。





穂積神社社殿裏手に回ると樹齢数百年の杉の巨木が聳えています。
杉の巨木の奥へと竜爪山の登山道が延びています。


やがてきついと評判の鉄階段が現れて30分余り格闘します。
薬師岳北展望所で漸く苦しい登りから解放され、3分で北峰の薬師岳に到着します。
樹林に囲まれ展望はありませんが、置かれたテーブルで1本とります。







吊尾根を下って上ると20分余りで文殊岳山頂にでました。
一等三角点が山頂西南に据えられています。

南斜面の切拓きにはテーブルと丸太のベンチが幾つも置かれて、射してきた陽射しに灼かれていますがリーダーは構わずここに腰を据えます。
座ったベンチから清水市街や駿河湾が展望できます。
西方の雲が厚くて残念ながら富士山と南アルプスは展望できませんでした。


下山も参詣の旧道を戻りました。

登ってみて分かったことは、人気の山だということです。
ルートも多くて変化が楽しめそう、鉄製の階段もトレーニングにはうってつけです。
なによりカキノハグサに出会えてうれしかったです。



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