2017年6月27日火曜日

鍋割山~塔ノ岳 大倉周回

鍋割山稜から丹沢主稜(左より) 
蛭ヶ岳.棚沢ノ頭.不動の峰.丹沢山.竜ヶ馬場.日高

2017年06月10日・丹沢山

【山名】鍋割山標高1272.5m小丸標高1341m大丸標高1386m塔ノ岳標高1491m

【山域】丹沢山地

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)
               渋沢駅7:18-大倉バス停7:40…8:53二俣…9:45後沢乗越9:50
               …標高1000m地点10:11…11:04鍋割山山頂11:20…小丸12:02
               …12:13小丸尾根分岐…12:42金冷し…13:00塔ノ岳山頂13:30
               ...13:53花立山荘…15:33大倉尾根登山口…大倉バス停15:55




 
鍋割山~塔ノ岳を廻ってスタート地点の大倉に戻ります。
標高300mの大倉高原、右手に丹沢の峰々を眺めながら、畑中の道を行きます。
指導標に従い左折後オフロードの植林地に入り鹿除け柵を潜ると、大倉バス停から
20分程で、四十八瀬川左岸山腹につけられた水平道の西山林道に出会います。
登山口迄1時間の林道歩きは、木立に囲まれた退屈な景色の連続で長く感じます。




 
二俣を過ぎ、勘七沢と本沢の2つの沢にかかる桟橋を渡った先で、
スキュウポイント「鍋割山稜1」と掲示された鍋割山登山口に到着します。
鍋割山頂のレスキュウポイントは確か11だったと思います。




登山道上に散乱する不思議な落ち葉を目にします。
 マルガヤ尾根の取付き近辺が最も目立ちましたが、ネットで探したところ「ワタアブラムシ」という害虫のようです。
北海道に初雪を知らせる雪虫と同じ仲間とか、北国の季節感や風情を感じるメルヘンチックな雪虫も、丹沢には奇怪でしかなく、はたまた地球温暖化の回し者?





ミズヒ沢を渡って、檜の植林地を新緑の後沢乗越へと登り上げます。
東の後沢乗越沢と西のウシロ沢の源頭に当たり、登山道が東西南北に走ります。



 
山頂まで急な登りが続きますが、ブナやヤマボウシの花が安らぐ登山道です。




山小屋メシの鍋焼きうどんが評判の鍋割山荘。
張り綱の中の三等三角点越しに賑わいの鍋割山荘です。





春霞がかってやさしい風情の富士山です。
草の上に座り込んで、おむすびを片手にぼぉ~と眺めて15分、忘我の境より我に返って、次に進みます。



 
この稜線はいつ歩いても、気持ちがよく和みます。
まばゆいばかりの新緑、自然の息吹を肌で感じ取ることができる稜線漫歩です。





  左より 竜ヶ馬場・日高(ヒッタカ)・塔ノ岳と尊仏山荘


  左より 蛭ヶ岳・(鬼ヶ岩ノ頭)棚沢ノ頭・不動ノ峰・丹沢山・竜ヶ馬場・日高(ヒッタカ)


 左より 檜洞丸・金山谷ノ頭・臼ヶ岳・ミカゲ沢ノ頭




小丸尾根には通行止の掲示があります。





ウツギのようです。
他にツクバネウツギとベニバナツクバネウツギも咲いていました。




尾根の開けた窓から南に延びる大倉尾根標高1300mの花立山荘を展望します。




 

 
鍋割山稜の美しいブナの原生林。
陽の光を受けてきらめく若葉を揺らす風が、汗ばんだ私の周りを過ぎて行きます。
「あぁ気持いい」と風にお礼を言います。





鞍部に下って金冷しに上り返すと、塔ノ岳まで辛い木段上りが
待ち構えています。
よいしょよいしょと20分足らず上り詰めると塔ノ岳山頂です。










大倉尾根を「ながいなぁ~」と不平を言いながらトコトコ下りました。
きょうはバスは往復とも立ち席でした。


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