2017年3月6日月曜日

高川山 山梨百名山

2017年02月25日(土)

【山名】高川山標高976.5m

【山域】大菩薩・道志

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)          

  秦野駅7:31ー10:02初狩駅10:15…登山口10:46...11:10採石場展望
  …11:14男坂・女坂分岐…11:28沢コース合流…11:51男坂に合流
  …12:08高川山山頂13:03…13:10中谷入・古宿分岐…14:09大月・田野倉駅分岐
  …弁慶岩14:13…15:00田野倉駅15:23―渋沢駅18:00



駅から駅のルートが豊富な山梨百名山の高川山に上ります。

今回は西の中央線初狩駅から上って、東の富士急行線田野倉駅に下山します。
初狩駅から登山口へは要所に道案内が出ています。
路地を抜け、自徳寺の墓地脇を抜け、高川山林道の登山口に導かれます。




植林地の中の道を楽ちんと思ったのは束の間、
オレンジ色の防護柵の尾根筋にでると、傾斜がきつくなってきます。




足を運ぶ耳元に、低くなったり高くなったり重機の音が響きます。
左手の木立に垣間見る、ゴツゴツとした露岩の山は採石場のようです。
痛々しく削り取られ均された山肌に、赤いショベルカーを目撃します。




30分かかってやっとこ男坂と女坂の分岐に登り着きます。
男坂はそのまま尾根を直登していくよう、私たちは迷わず女坂を行きます。
次第に男坂から離れ、高川山の南面中腹部を南東に巻いて進みます。




標高差で90m程上るとたまご石からの沢ルートが右下から上ってきました。
合流後は傾斜がついた尾根のトラバースで標高差で60m、羽根子山分岐にでます。
羽根子山分岐の少し手前に、積み重なった落葉に埋れて谷側に崩れかけた、
ちょっといやらしい箇所があります。
穏やかな女坂ですが、片側は谷になっているので油断は禁物です。



羽根子山分岐で登山道は向きを変え、北西に折り返して行きます。
1ヶ所だけロープが付けられた崩落跡地点を通過しますが、
そこ以外は平坦に辿って標高860mで、下部で一旦分かれた男坂に合流します。
この辺りは富士山のビューポイントですが、生憎の雲に包まれて望めません。




雑木と笹の稜線に出て、緩く、直下はやや急に登ると、15分で山頂に着きました。




高川山は、大月市選定の秀麗富岳12景の一つに入っているそうですが、
きょうは雲隠れ、残念ですが、こんな日もあります。
高層の雲なので周囲の低山は360度確認できます。

御正体山                   杓子山                          富士山        イガトノ山

今倉山東峰・今倉山西峰                 二十六夜山


九鬼山               大室山              今倉山
         
白谷ヶ丸・黒岳                                           雁ヶ腹摺山



山頂の登山者は数組が三々五々。
山名板の傍らに、この山に上ったから知る、この山に10年もの間住んでいたという「孤高犬ビッキーの思い出箱」が、置いてありました。
登山者に愛されて、亡骸は自徳寺の大イチョウの木の下で眠っているそうです。


 



松葉コースで田野倉駅に下山します。
山頂を北に下ると最初の分岐を見送って直進します。
狼煙場のあるピークを下った2つ目のピークで右に直角に折れて東に出る急な尾根を下って行きます。




九鬼山から突き出して延びて来る、リニアモーターカー実験線の高架軌道が木々の間に見え隠れしています。
試運転が行われているようで、時折ジェット機に似た騒音が山中に響きます。





大月と田野倉の市街地が左右に見える気分がいい尾根道ですが、
降水量が少ない所為でカラカラに乾いた地表に落葉が載った登山道は滑りやすく、
荒れて段差のついたロープ箇所はことさら厄介です。
傾斜が緩む大月分岐迄の1時間余り、ゆっくり落ち着いて下ります。


 
 
 
大月の分岐を見送って、馬頭観音を過ぎ弁慶岩を過ぎると登山道は、
陽射しが届かない針葉樹の植林地をジグザグに下って行きます。

日当たりのよい地面に今年初めて見るミツバツチグリの花

弁慶岩(べんけいいし)


松葉コースの登山口から25分程で田野倉駅に着きます。
電車待ちの間に、河口湖へ向かう「トーマスランド号」がやってきました。
大月駅では「富士登山電車」に出会います。
富士急行線の行き交うオリジナルデザイン列車を楽しめて、
久々に童心に帰った気分でした。



初登の山でしたが、標高の割に歩き甲斐のある山でした。
 
富士山が見えなかったのが残念、今日のコース以外に残りがあることだし、
アクセスの良さ、楽しめる列車もなによりです。
再訪したい山です。



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