今年は梅の花がいつもの年より長く咲いているような気がします。
家の周りで最初に咲いたのが椿で、次いで1月8日に咲いた梅の花は、
次々とまだ咲いています。
一方河津桜は、咲き始めも咲き終わりも例年に比べると早かったようです。
春一番が吹き荒れた2月17日の松田山、終盤の河津桜にメジロが群れていました。
花が下を向いて咲くので見上げるとボリュウムがあって、写真写りのいい桜です。
南足柄市の狩川の土手に咲く春めき桜です。
ソメイヨシノより一足早く咲き始めます。
ボリュウムという点では、ぼんぼり様に房状に咲くはるめき桜は、負けていません。
この桜、甘い香りがするというので鼻を近づけますが?という感じ。
湿度が高くないと香らないとかで雨の少ない今年は香りも弱いようです。
大好きなハナネコノメが咲き始めたかしらと、蓑毛から歩き始めます。
蓑毛でバスを降りて、春嶽川沿いを上って行きます。
日当たりの良い路傍にカテンソウが一輪、開花し始めていました。
イラクサ科の植物では珍しく、春早くから花を咲かせます。
岸辺の林のあちこちで藪椿の花が咲いています。
深紅の花色に混じって桃色の花をつけた株も、春を呼ぶ色の優しさが匂います。
花首から花ごとポトッと散るせいで、武士の家では植えなかったと聞きますが、
“潔さ”は、ある意味武士に似あいの花のようにも思えるのです。
ヤマネコノメソウが花をつけています。
ネコノメソウとの違いは葉が互生する点、ネコノメソウは対生します。
フサザクラがほころび始めました。
垂れ下がって咲いているのは花弁ではなく雄しべと雌しべだそうです。
フサザクラと同じように花弁も萼もない花のつくりは、カツラの木にも見られるとか。
カツラの木の素敵なハート型の葉は知っていますが、
花を気にかけたことはなかったので、今年は花も注意して見ることにします。
山に手入れが、入っているようです。
5・6人の方がミツマタ群生地の足場の悪い傾斜地で整備作業をされていました。
蓑毛のミツマタの見ごろは、3月4週辺りでしょうか。
髭僧の滝に寄り道します。
髭僧の滝に観瀑ベンチが新設されました。
一枚板の立派なものです、ここまで運び上げるのは大仕事だったはずです。
ご苦労様でした。そしてありがとうございます。
因みに私、「髭僧の滝ベンチ」の最初のお客さんになりました。
登山道にハナネコノメ、ユリワサビ、ヤマルリソウが咲き始めています。
小さな野の花が近づいてくる春を知らせてくれます。
柏木新道をヤビツ峠に出て、向かいの岳ノ台ルートに入ります。
登山道から望む大山です。
廻りの杉の木の雄花は、今年は少ない?のかしら。
1時間弱で岳ノ台山頂(C.899m)に到着します。
山頂を西に菩提峠に進みます。
鞍部に菩提風神が祀られています。
菩提地区は生業に被害が出るほど風が強く、
江戸時代から除災を願う村人が、建立してきたそうです。
鞍部からひと登りで古くは菩提地区の萱場となっていたススキの原が広がります。
以前は辺り一帯が草原だったように記憶していますが、衰退して裸地が目立ちます。
西側の菩提峠にでます。
パラグライダーの滑走台があります。
気象条件と技術と体力が揃うと、伊豆半島を周回してこられるそうです。
「飛び立つときは怖くないのですか?」
「怖いですよ!」
「お気をつけて、素晴しいフライトを!」
菩提峠からは、日本武尊足跡のコースで二ノ塔に登ります。
三ノ塔では、マウンテンバイクで上ってきたという登山者に出会います。
自転車の重量は15キロだそうです。
登山+αのスポーツを興じる人達の優れた運動能力、羨ましくもあります。
能力も 体力も下降グラフの私、三ノ塔尾根でバス便のある大倉に下ります。
丹沢の麓では、早咲きの桜を中心に早春の花が咲き始めていました。
柔らかな日差しを浴びて春めく丹沢界隈です。
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