2016年12月11日日曜日

矢倉岳 地蔵堂から周回



神奈川県西部南足柄市の矢倉岳を歩いてきました。
標高870mの低山ですが、
足柄平野の奥にポッコリと峰を起こした独立峰は、
北に丹沢山地を背負い、西には箱根の山並と富士山が聳え、
南は足柄平野から相模湾に開く恵まれた立地にあって、
手軽に登れて360度の眺望が楽しめる山として人気があります

2016年12月03日(土)

【山名】矢倉岳 標高870m

【山域】足柄山地 最高峰

【コースタイム】 行程 ; =車・タクシー ・・・歩行)
           地蔵堂駐車場9:40…金太郎大もみじ…茶畑…10:00沢の徒渉…
           28号鉄塔10:35…山伏平11:06…11:11矢倉岳南西尾根
                 …11:20矢倉岳山頂12:20…山伏平12:39…足柄峠14:00
                 …地蔵堂駐車場15:30
                 
                

登山口は4ヵ所ありますが、今日は標高415mの地蔵堂からです。



地蔵堂と言えば歴史ロマンの里です。
頼朝や義経も歩いたやもしれない足柄古道や金太郎伝説で知られるところです。
初冬の陽にきらめく「金太郎大もみじ」は登山口の印象深い道しるべです。



山頂へは標高差455mですが、矢倉岳は釣鐘状の山容をしているのでやや急です。
金太郎大もみじの脇から下って、橋を渡り茶畑にでると、早速の登りです。



5分程で一旦途切れた茶畑が再び現れると足柄峠への水平道から直に道を分け、
指導標に従って右へ、酒匂川の枝沢(内川の支流)へと下ります。
怪しげな倒木が"どうぞ"と横たわっていますが、誰も誘いには乗りません。


 
沢に下ったのでここからは登り返しで、ずっと針葉樹の森が続きます。
元々は東電の巡視路なのでしょう、鉄塔の建つ切り開きが点在します。
箱根外輪山の金時山がよく眺められます。



針葉樹の登山道はほぼ真北へと延びて、足柄万葉公園からの登山道が合流して
直ぐに山北町と南足柄市との境界稜線の山伏平(標高720m)に到着します
ここで21世紀の森からの登山道を合わせると登山道は45度南東に向きを変えて境界稜線を離れ矢倉岳の北西の尾根を上って行きます。


 
 
するとこれまでの針葉樹の植林地が落葉樹のアブラチャンの林に一変します。
株立ちのアブラチャンだけがが並ぶ光景は独特というか、まさか意図的に植林したはずもなかろうに?と異様さに訝しく思ってしまいます。
標高800mを過ぎるとマユミ、ウツギ、ミズキなどの雑木が混じるようになり林床には名残のリンドウが咲き、赤いマユミの実が落ちています。



山頂ではたくさんの人が食事中でした。



ぐるり山頂を見渡して、以前あった櫓が取り壊されたことは承知でしたが、
山頂の草原が以前はもっと広かったような、山頂の北側の樹木が増えたような
そんな気がしたのは気のせいでしょうか。




この山頂はのんびりできるのか皆さん長居されるようです。
私たちも1時間、 まったりしました。




下山は万葉公園から足柄峠に足を延ばしてコーヒータイムです。
山伏平から稜線通しに足柄万葉公園迄おおむね平坦に辿れるので下山向きです。
足柄峠から万葉公園に戻り、万葉ハイキングルートで地蔵堂に下りましたが、
標高750mの下降点から標高550m地点迄の200mは急斜面の広尾根ですので、
天候が急変した場合やガスが出ている時には、車道に沿った足柄古道を下る方が賢明かもしれません。




足柄峠の真っ赤なガマズミの実を見て、ガマズミ酢の大根が食べたくなりました。
翌4日渋沢丘陵にガマズミの実を採りに行って…とっても美味しかった!





またその日はとても天気が良くて、夕焼けの予感がしたので、
矢倉岳と富士山のツーショットが見たくなり、夕食の支度を気にしながらもそそくさと出かけたのでした。






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