手軽に登れて高山植物が豊富な谷川連峰の三国山を訪ねます。
国道17号線を北側から三国トンネル上の鬱蒼とした広葉樹の山道に入ります。
九十九折に勾配を緩めた峠道には、ツルアリドオシの白い双子の花やナツノタムラソウの薄水色の花、コナスビの黄色い花など小さい地味な花たちが咲いています。
ひんやりとしたブナやミズナラの森を抜けると、三国権現(三阪神社)の境内に出て、ここが三国峠です。
鳥居の奥に石塔を配した社があります。
社の中を拝すると非常時の避難場としての利用も考慮された造りになっています。
三国峠が越後と上州往来の要所だった時代、上野赤城・信濃諏訪・越後弥彦の三明神を祀り旅の安全を祈った人々、人々の思いを今に伝える三国峠の三阪神社です。
三国峠から山頂へは、三国山南西面を木製の階段道で直登します。
手軽に登れるとはいうものの、この手の登山道は結構ふくらはぎにしんどいのです!
登山道に咲く花々やニッコウキスゲの花畑があればこそ、励まされて上ります。
梅雨の晴れ間とはいえ生憎の雲湧く日。
谷川岳を望む北側の展望は望むべくもなかったのですが、南の榛名山や赤城山が霞んではいたものの確認できました。
そして初めてみる高山のツツジに出会いました。
上州の名を冠した高山植物やこの地域固有の特徴のある植物にも出会いました。
噂にたがわない花の山でした。
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