2015年7月27日月曜日

御正体山


御正体山登山にバスが利用できることを教えて貰いました。
そのバス(富士急行の都留市駅から4月~11月の土曜・日曜・祭日に運行される)を利用した
御正体山から平尾山までの縦走計画は実現できずに来年春に先送りしていました。
そこへ誘いがあって、いきがかりじょう真夏の御正体山に上ることになりました。
最寄駅を始発から3便目の電車に乗って、町田、八王子、大月と乗り継いで都留市駅に、
待っていたバスで道坂トンネルの登山口に到着したのは家を出てから3時間30分後でした。

きょうの山仲間は5人。
勇気ある私たちに風と木陰が見方をしてくれて案ずるよりはお手柔らかな山歩きができました。


2015年07月20日

【山名】 御正体山標高1681m

【山域】 道志山塊

【コースタイム】 八王子乗換6:57=7:51大月乗換=8:07富士急行都留市駅バス8:10=8:42道坂BS8:48
          …9:03今倉山分岐9:06…岩下ノ丸1304m…11:17白井平分岐11:24…12:15御正体山12:46
          …13:43前ノ岳…14:00中ノ岳1411m14:0414:31256鉄塔14:44…14:50奥ノ岳1371m
              …14:58稜線分岐15:03…15:34山伏峠BS15:58…タクシー(8,800)御殿場線駿河小山駅







道坂トンネル北側出入口の左側を上って行くと稜線上の今倉山との分岐を右へ、なだらかに登って行きます。
「少し下ってはゆるい上り返し」を繰り返す尾根は樹木が伐採され明るくのびやかです。
左手は甲相国境稜線が並行します。








歩きやすい尾根道に、夏の花が咲いています。
ヨツバヒヨドリやマルバダケブキ、テンニンソウ、タガネソウは群落をなして、
ハグマやショウマ属は、何種類かが同時に咲いていてそれぞれ違いを確かめるのに好都合でした。
のんびり歩きの花観察は飽きない楽しみです。







白井平からの道を合わせるとなだらかな登山道に幾分傾斜がついてきます。
それでも梢が炎天を防いで、吹き出る汗は風が熱を散らせてくれるので思ったほどのダメージはありません。
その分展望が遮られるのは、楽しみを奪われて残念ですが、二者択一となれば今日は緑陰を選ぶでしょう。
木漏れ日の景もなかなかですから。







顔の周りに虫が寄ってきて煩わしいったらありません。
山頂が近くなると傾斜も増して、呼吸の苦しさと、虫の攻撃と二重苦に悲鳴を上げます。







御正体山は丹沢の北に位置する道志山塊の最高峰です。
丹沢のあちこちの山から望む堂々とした山体は一目で御正体山と分かります。
4つの登山口から上ってくる道の2つが途中で合わさって、山頂へは3本の登山道が上っています。
ブナ・ミズナラ・モミなど雰囲気ある古木の原生林に囲まれた頂は、小さな広場になっていますが展望はありません。
山頂標に皇太子記念ブレード、指導標、一等三角点と御正体大権現社の赤屋根の祠、
ベンチとテーブルも据えられています。
ベンチに腰かけて、寄ってくる虫を団扇で煽ぎながら昼食をとります。







ゆっくり休憩を取ってゆるい下りを南に、ブナや樅の大木が茂る気持ちの良い尾根に乗ります。
バイケイソウが緑がかった花房をそこかしこに咲かせて落ち着いた中にも華やぎがあります。
13時頃、前ノ岳に向かう途中でザァーと雨に降られて慌てて合羽を着けると直に止みました。
下りの途中で合羽を脱いで、なおも急傾斜を下ったところで、カメラを忘れてきたことに気づきます。
諦めるには短い距離だったので上り返して回収、とんだアルバイトでした。







前ノ岳、中ノ岳を過ぎると南西から北西にかけての眺望が開ける鉄塔広場に出ます。
富士山は雲に包まれてその姿を仰げません。
振り返り見る大きな山容は、鹿留山と杓子山が重なって一つの山のように見えているようです。




甲相国境尾根の大室山や菰釣山が隣に並行します。

上の写真の中央に大室山。

下の写真鉄塔の支柱の後ろの平たい山頂が、御正体山対面の菰釣山のようです。








奥ノ岳は御正体山ではなく石割山の奥ノ岳とのことですが紛らわしい位置にあるものです。
その奥ノ岳を過ぎると石割山と山伏峠の分岐です。
本日の行程をここで終了したいとのリーダー提案を了承して、山伏峠に下山します。
タクシーで駿河小山駅に出て御殿場線で帰路につきます。

最寄駅を起点に逆時計回りに周回してきたことになります。





 

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