堂岩山稜線から眺める白砂山
2015年07月25日
白砂山登山
【コースタイム】
野反り湖キャンプ場6:15…野反り湖北岸の登山口6:45…ハンノキ沢徒渉6:59…北沢取水分岐7:20
…7:30地蔵峠(切明分岐)7:35…8:55水場分岐9:00…9:29堂岩山9:35…八間山分岐9:47
…10:12猟師ノ頭…金沢レリーフ…10:30木陰休憩10:45…11:20白砂山山12:05
…12:29金沢レリーフ12:35…12:51猟師ノ頭…13:10八間山分岐13:20…13:24堂岩山
…13:48水場分岐…15:00地蔵峠…15:26ハンノキ沢徒渉……15:45登山口
…16:10キャンプ場
登山口に掲示の地図
きょうは暑くなりそうで水は多めに、途中に水場があるのを頼みに2Lにしました。
キャンプ場から野反湖北岸を歩いて25分ほどで白砂山の登山口です。
大きな駐車場とトイレに休憩舎、売店では軽食もとれるようです。
駐車中の車は30台ばかり、白砂山は案外上る人が多いんだね。
相棒は八間山の予定を白砂山に変更して付き合ってくれました。
登山口から上った分、ハンノキ沢に下って木橋で沢を渉ると地蔵峠への登りです。
地蔵峠で秋山郷の切明に延びる道を左に分けると間もなく地蔵山です。
地蔵山からは樹林帯の明るさには欠けるもののなだらかな歩きやすい登山道が続きます。
あら・・あらら、アリドオシランです。
この花が見られただけでも白砂山に来た甲斐がありました。
暫く相棒に待ってもらってカメラタイム。
米粒のように小さい花はマクロレンズで撮りましたが、ピンボケばかりで勿体なかったなぁ。
本白根山
傾斜がついて樹間から草津白根山や野反湖を望むようになると水場分岐です。
ここからは尾根を離れ掘れた沢状を、足元の悪い登りが続きます。
汗をかいてヘトヘトになりながら堂岩山山頂に着きました。
ここまできてはじめて目指す白砂山が姿を現しました。
堂岩山の八間山分岐まで下ると、富士山や浅間山、榛名連峰が見渡せる稜線漫歩の始まりです。
アキアカネは盆近くまで山で過ごすのでしょうか。
正面に白砂山を眺めてハイマツと笹とシャクナゲの茂みを掻き分け、
距離で高度を稼ぐのでじわじわと辛抱強く上って行きます。
見下ろす鞍部に小さい暗褐色の池塘が見えます。
靴を脱ぐのかなと思って近づくと右側の藪に踏分けがついていました。
登り返したところが猟師ノ頭、展望抜群のせまい山頂です。
振り返る猟師ノ頭
花畑
プレートが埋め込まれた短い岩場の金沢レリーフを過ぎると後は登り一方で、
ぎらつく夏の陽が容赦なく照りつけます。
花畑にタテヤマウツボグサ、タチコゴメクサ、カンチコウゾリナ、ノゾリキスゲ、クルマユリ、エゾシオガマ、ハクサンフーロ、シシウド、ゴゼンタチバナなど咲いていました。
瘤を越え2つ目のピークが白砂山の頂でした。
ご夫婦と単独の登山者が先着していました。
単独の登山者は、地元群馬の人で、所属する山岳会が白砂山の道標を4年前に担ぎ上げたと誇らしげでした。
その後3組のパーティが到着して、狭い山頂は賑やかになりました。
しかし登山口に駐車していた台数からすると全然少ない。
浅間山
佐武流山
鳥甲山
鳥甲山と佐武流山
苗場山
岩菅山から裏岩菅山
国境稜線
元白根山とその奥に四阿山、手前の赤い山肌が本白根山
富士山
谷川、仙ノ倉山方面は雲が湧いて、
件の群馬の人に山座同定を手伝って貰って楽し時間を過ごして山頂に45分程長居しました。
白砂山と言うからには花崗岩の山かと思ったのですが、違いました。
白砂川の源頭の山ということから命名されたのだそうです。
下りの樹林帯ですれ違った若い二人連れが ハンノキ沢を渉り終えた坂道で追いついてきました。
ツルアリドオシランを見に行って来たそうで、満足げな笑顔を残して足早に降りて行きました。
野反湖と売店と休憩舎
長年登りたいと思っていた白砂山に上ることができました。
白砂山の展望は一級でした。
きょうは暑さに参りました。
水は2Lで間に合いました。
野反湖全景