2014年6月19日木曜日

行縢山(むかばき)標高829.9m 祖母・傾き・大崩山系


宮崎県の山二座に上ります。
天気は二日間とも上々の予報です。飛行機から見える富士山がかつてない美しさでした。
宮崎空港に鹿児島の山友「おごじょさん」の出迎えを受けて、県北部の延岡に向かいます。


最初に行縢山に上ります。
山名が気になる山です。
「武士が乗馬の際に太ももに装着する、皮でつくられた防具=縢(はき)」のことだそうです。
命名は日本武尊命とも伝えられています。
日本武尊命、命名伝説の山に登るのは秋田・岩手県境の「真昼岳」に次いで二座目です。


登山口到着は13:00を回っていました。






むかばき川に沿って登山道を辿ると視界全面を占める垂崖が現れました。
目指す行縢山です。









橋の上から視線を上流に送ると一条の白い流れが、緑の谷に降り注いでいます。
左に雄岳、右に雌岳、二つの峰を切裂く様に落下する滝、日本滝百選の行縢の滝です。
橋のたもとで下山してきたパーティに出会いました。
「滝が良かったよ。ぜひ見ていって!」「ササユリを見に来たのに、咲いてなかったの」言葉を交わして別れます。
午後からの登山は余裕を欠いて早めのピッチ、汗が流れます。
しかし幸運でした。梅雨の晴れ間の涼風が抜ける絶好の登山日和に恵まれました。


なるほど勧められるだけのことはある滝です。滝のしぶきがまわりの岩を艶やかに魅せています。


雌岳の分岐を見送って、祠のある峠を抜ける風が心地よく、腰をおろします。



奮ったネーミングです。


一旦沢に下ります。


行縢山は幾度となく上ったことがあるのに、この辺りの地形に記憶がないというおごじょさん。
まあ道はしっかりしているので山頂に出るのは間違いなさそうです。


二等三角点が置かれた山頂です。
ササユリを探しますが、終わったようですね。


行縢神社
本来の登山口はここですが、上部に第2登山口があります。
ナビがそちらに案内してくれて私たちは第2登山口から上りました。


羽田空港7:55=9:30宮崎空港9:45=行縢山登山口13:40…13:51橋・垂壁…14:05滝14:15
14:28雌岳分岐…14:36峠…14:40沢の徒渉…14:57水場…15:25山頂…16:07峠…17:00行縢神社
=18:00大崩の茶屋=美人の湯=19:00大崩の茶屋

2014-06‐13 登山



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