2017年3月17日金曜日

丹沢散歩  春を探しに

 

今年は梅の花がいつもの年より長く咲いているような気がします。
家の周りで最初に咲いたのが椿で、次いで1月8日に咲いた梅の花は、
次々とまだ咲いています。





一方河津桜は、咲き始めも咲き終わりも例年に比べると早かったようです。
春一番が吹き荒れた2月17日の松田山、終盤の河津桜にメジロが群れていました。






おかめ桜も早咲きの桜ですが、河津桜が終わる頃入れ替わるように咲きます。
花が下を向いて咲くので見上げるとボリュウムがあって、写真写りのいい桜です






南足柄市の狩川の土手に咲く春めき桜です。
ソメイヨシノより一足早く咲き始めます。
ボリュウムという点では、ぼんぼり様に房状に咲くはるめき桜は、負けていません。
この桜、甘い香りがするというので鼻を近づけますが?という感じ。
湿度が高くないと香らないとかで雨の少ない今年は香りも弱いようです。




大好きなハナネコノメが咲き始めたかしらと、蓑毛から歩き始めます。




蓑毛でバスを降りて、春嶽川沿いを上って行きます。
日当たりの良い路傍にカテンソウが一輪、開花し始めていました。
イラクサ科の植物では珍しく、春早くから花を咲かせます。




岸辺の林のあちこちで藪椿の花が咲いています。
深紅の花色に混じって桃色の花をつけた株も、春を呼ぶ色の優しさが匂います。
花首から花ごとポトッと散るせいで、武士の家では植えなかったと聞きますが、
“潔さ”は、ある意味武士に似あいの花のようにも思えるのです。





ヤマネコノメソウが花をつけています。
ネコノメソウとの違いは葉が互生する点、ネコノメソウは対生します。




フサザクラがほころび始めました。
垂れ下がって咲いているのは花弁ではなく雄しべと雌しべだそうです。
フサザクラと同じように花弁も萼もない花のつくりは、カツラの木にも見られるとか。
カツラの木の素敵なハート型の葉は知っていますが、
花を気にかけたことはなかったので、今年は花も注意して見ることにします。





山に手入れが、入っているようです。





5・6人の方がミツマタ群生地の足場の悪い傾斜地で整備作業をされていました。
蓑毛のミツマタの見ごろは、3月4週辺りでしょうか。
















髭僧の滝に寄り道します。


髭僧の滝に観瀑ベンチが新設されました。
一枚板の立派なものです、ここまで運び上げるのは大仕事だったはずです。
ご苦労様でした。そしてありがとうございます。
因みに私、「髭僧の滝ベンチ」の最初のお客さんになりました。





 



登山道にハナネコノメ、ユリワサビ、ヤマルリソウが咲き始めています。
小さな野の花が近づいてくる春を知らせてくれます。





柏木新道をヤビツ峠に出て、向かいの岳ノ台ルートに入ります。
登山道から望む大山です。
廻りの杉の木の雄花は、今年は少ない?のかしら。




 
1時間弱で岳ノ台山頂(C.899m)に到着します。
山頂を西に菩提峠に進みます。





鞍部に菩提風神が祀られています。
菩提地区は生業に被害が出るほど風が強く、
江戸時代から除災を願う村人が、建立してきたそうです。





鞍部からひと登りで古くは菩提地区の萱場となっていたススキの原が広がります。
以前は辺り一帯が草原だったように記憶していますが、衰退して裸地が目立ちます。

西側の菩提峠にでます。
パラグライダーの滑走台があります。
気象条件と技術と体力が揃うと、伊豆半島を周回してこられるそうです。

「飛び立つときは怖くないのですか?」  
「怖いですよ!」
「お気をつけて、素晴しいフライトを!」






菩提峠からは、日本武尊足跡のコースで二ノ塔に登ります。
三ノ塔では、マウンテンバイクで上ってきたという登山者に出会います。
自転車の重量は15キロだそうです。

登山+αのスポーツを興じる人達の優れた運動能力、羨ましくもあります。
能力も 
体力も下降グラフの私、三ノ塔尾根でバス便のある大倉に下ります

丹沢の麓では、早咲きの桜を中心に早春の花が咲き始めていました。
柔らかな日差しを浴びて春めく丹沢界隈です。




2017年3月11日土曜日

醍醐山 身延のスカイツリー

山梨勝沼の棚横手山頂で醍醐山PRのパンフレットを貰ったことがありました。
2010年のスカイツリー開業に合わせ、スカイツリーと同じ標高634mの醍醐山に

町おこしを一役買って貰おうと、「醍醐山を愛する会」を立ち上げて、登山道整備や
登山客誘致に取り組んで来たそうです。


2017年03月04日(土)

【山名】醍醐山標高635m


【山域】身延

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(
-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)

           秦野駅7:10=9:10甲斐常葉駅9:17…9:24是より山道…9:45醍醐山見ゆ
                 …9:49鳩打峠…10:00展望地10:10…ベンチ場10:26…コナラやクリ
                 …10:34八ヶ岳展望…10:39展望地10:45…10:50醍醐山山頂11:45
                 …12:05大子集落…12:23西山12:50…登山者用トイレ13:15…上之平13:38
                 …13:55下部温泉駅14:02-車回送14:20=下部温泉温泉会館=秦野駅16:00


あれから1年、棚横手の縁を結びに、醍醐山に上ってきました。
スタートは、身延線の「甲斐常葉かいときわ駅」です。

登山者の便宜を図ってでしょう、駅前に10数台は停車可能な駐車場があります。
 



曲がり角毎に掲示してある手書きの醍醐山道しるべを追って、
駅の裏手高台にある登山口へ、常葉駅から7分の距離です。
自然石の道しるべの後に見える住宅は廃屋のようです。
町おこしに取り組まざるを得ない人々の現実を垣間見る思いです。



桜の木が植えられた丘にでて、降り積もった落ち葉を踏みしめ、のんびり進みます。
植林地と雑木林が混じる山の尾根沿いに切った登山道は、良く手入れされています。



おだやかな陽差しの下、体が温まってきました。
350峰の南面巻道から醍醐山を望みます。






甲斐常葉駅から30分余りで鳩打峠に着きます。
峠を県道411号線が隧道で越えています。
鳩打峠の最短ルート、隧道東側から上って来る登山道が、合わさります。



東側山腹の視界を遮る木を伐り、山名表示の看板を設けた展望地にでます。
それによると、正面に堂々と存在感のある山は、五老峰ごろうぼうだそうです。
山頂から延びる2本の立派な尾根、五老峰を取り巻くように西から北へ、北から
へ、大ガレノ頭を経て毛無山迄、一目に美しい尾根の連なりを歩いてみたくなります。
 


尾根直登の落ち葉敷く急坂を15分余り、標高550mまで登ってきました。
雑木林の下草が刈られ清々とした尾根の平坦地は、安らぎの休憩ポイントです。
僅かに弧を描いた座面、座り心地グッドな丸太のベンチがあります。




登山口に車で移動中、御殿場辺りで一時雨粒が落ちてきて心配しましたが、
さすがに晴れの日が多い山梨県、青空の暖かい登山日和に恵まれました。

右手に雪を被った八ヶ岳の鋭鋒が見えます。




直進すれば山頂ですが、肩のピークで右に折れ西尾根の展望台に立ち寄ります。
途中、ふた抱えはありそうな大きな桐の木に出会います。
名札で桐の木と判ったのですが、この桐の木に花がいっぱい咲いたところを見てみたくなります。

大きな木を伐り倒して拓いた展望地からは、富士川と甲府盆地方面が望めます。


櫛ヶ岳                        八ヶ岳                 茅ヶ岳

 
展望台から尾根通しに東に5分ほど登ると、伸びやかな醍醐山山頂です。
2014年3月に醍醐山の標高は634.8mから635mに改定されスカイツリーより
1m高くなりましたが、「醍醐山を愛する会」の想いや流した汗の結晶は、今後も多くの人々の共感を呼ぶでしょう。

洒落た東屋に置かれた丸太のテーブルは、簀子をカバーして汁がこぼれない工夫がしてあります。東屋のベンチに座ってランチタイム。



古い記録を読むと、三角点の辺りは、藪でたやすくは近づけなかったとあります。
縁があって、きょう醍醐山の三角点に触れることができました。





山頂を南に下って、のびやかな尾根を大子に向かいます。
途中、登山者とすれ違いますが、この日山中で会ったのはこの男性一人だけでした。

標高430mから大子集落の社や石仏・お墓を散見するようになります。
大子の集落は、50年くらい前までは10軒を数えたそうです。
いつしか住人は絶えて、廃村したのだそうです。



上之平に下る前に西の西山をピストンします。
明るい春の陽光が届く西山山頂で、山カフェです。




地図に記載のある家屋の場所まで下ってきました。
1軒だけポツンと残る空家の庭に、登山者用のトイレがあります。
登山整備の一環のようです、綺麗に手入れしてあります




標高差160mを上之平集落に下ります。
手入れする人もなく荒れた沢の様子や村の生活をしのぶ遺構に、
各々が感じることも多く、沢沿いの山道を20分余りで上之平集落に下山しました。




上之平集落から、県道415号にでて15分、常葉川を渡ると下部温泉駅があります。
甲斐常葉駅の車を回収してから、下部温泉温泉会館で入浴。
温めのやわらかい湯に長湯して、地元の人と醍醐山の話に盛り上がりました。





2017年3月6日月曜日

高川山 山梨百名山

2017年02月25日(土)

【山名】高川山標高976.5m

【山域】大菩薩・道志

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)          

  秦野駅7:31ー10:02初狩駅10:15…登山口10:46...11:10採石場展望
  …11:14男坂・女坂分岐…11:28沢コース合流…11:51男坂に合流
  …12:08高川山山頂13:03…13:10中谷入・古宿分岐…14:09大月・田野倉駅分岐
  …弁慶岩14:13…15:00田野倉駅15:23―渋沢駅18:00



駅から駅のルートが豊富な山梨百名山の高川山に上ります。

今回は西の中央線初狩駅から上って、東の富士急行線田野倉駅に下山します。
初狩駅から登山口へは要所に道案内が出ています。
路地を抜け、自徳寺の墓地脇を抜け、高川山林道の登山口に導かれます。




植林地の中の道を楽ちんと思ったのは束の間、
オレンジ色の防護柵の尾根筋にでると、傾斜がきつくなってきます。




足を運ぶ耳元に、低くなったり高くなったり重機の音が響きます。
左手の木立に垣間見る、ゴツゴツとした露岩の山は採石場のようです。
痛々しく削り取られ均された山肌に、赤いショベルカーを目撃します。




30分かかってやっとこ男坂と女坂の分岐に登り着きます。
男坂はそのまま尾根を直登していくよう、私たちは迷わず女坂を行きます。
次第に男坂から離れ、高川山の南面中腹部を南東に巻いて進みます。




標高差で90m程上るとたまご石からの沢ルートが右下から上ってきました。
合流後は傾斜がついた尾根のトラバースで標高差で60m、羽根子山分岐にでます。
羽根子山分岐の少し手前に、積み重なった落葉に埋れて谷側に崩れかけた、
ちょっといやらしい箇所があります。
穏やかな女坂ですが、片側は谷になっているので油断は禁物です。



羽根子山分岐で登山道は向きを変え、北西に折り返して行きます。
1ヶ所だけロープが付けられた崩落跡地点を通過しますが、
そこ以外は平坦に辿って標高860mで、下部で一旦分かれた男坂に合流します。
この辺りは富士山のビューポイントですが、生憎の雲に包まれて望めません。




雑木と笹の稜線に出て、緩く、直下はやや急に登ると、15分で山頂に着きました。




高川山は、大月市選定の秀麗富岳12景の一つに入っているそうですが、
きょうは雲隠れ、残念ですが、こんな日もあります。
高層の雲なので周囲の低山は360度確認できます。

御正体山                   杓子山                          富士山        イガトノ山

今倉山東峰・今倉山西峰                 二十六夜山


九鬼山               大室山              今倉山
         
白谷ヶ丸・黒岳                                           雁ヶ腹摺山



山頂の登山者は数組が三々五々。
山名板の傍らに、この山に上ったから知る、この山に10年もの間住んでいたという「孤高犬ビッキーの思い出箱」が、置いてありました。
登山者に愛されて、亡骸は自徳寺の大イチョウの木の下で眠っているそうです。


 



松葉コースで田野倉駅に下山します。
山頂を北に下ると最初の分岐を見送って直進します。
狼煙場のあるピークを下った2つ目のピークで右に直角に折れて東に出る急な尾根を下って行きます。




九鬼山から突き出して延びて来る、リニアモーターカー実験線の高架軌道が木々の間に見え隠れしています。
試運転が行われているようで、時折ジェット機に似た騒音が山中に響きます。





大月と田野倉の市街地が左右に見える気分がいい尾根道ですが、
降水量が少ない所為でカラカラに乾いた地表に落葉が載った登山道は滑りやすく、
荒れて段差のついたロープ箇所はことさら厄介です。
傾斜が緩む大月分岐迄の1時間余り、ゆっくり落ち着いて下ります。


 
 
 
大月の分岐を見送って、馬頭観音を過ぎ弁慶岩を過ぎると登山道は、
陽射しが届かない針葉樹の植林地をジグザグに下って行きます。

日当たりのよい地面に今年初めて見るミツバツチグリの花

弁慶岩(べんけいいし)


松葉コースの登山口から25分程で田野倉駅に着きます。
電車待ちの間に、河口湖へ向かう「トーマスランド号」がやってきました。
大月駅では「富士登山電車」に出会います。
富士急行線の行き交うオリジナルデザイン列車を楽しめて、
久々に童心に帰った気分でした。



初登の山でしたが、標高の割に歩き甲斐のある山でした。
 
富士山が見えなかったのが残念、今日のコース以外に残りがあることだし、
アクセスの良さ、楽しめる列車もなによりです。
再訪したい山です。