2018年5月2日水曜日

弘法山公園~比々多神社の暴れ神輿~塔の山緑地公園.2..

2018年04月22日(日)


三嶋神社境内のしだれ桜 3/28
善波峠は秦野市と伊勢原市の市境です。
伊勢原市善波の矢倉沢往還では、指導標に大文字の「矢倉沢往還」と小文字の「太郎の郷さんぽ」が並記してあります。
太郎とは、鎌倉時代の豪族・善波太郎重氏のことで、「太郎のちから石」伝説の主人公であり、一族の館は現在の三嶋神社辺りにあったそうです。
善波では太郎重氏に因み、善波を「太郎の郷」と名付け、観光の一助にしています。
三嶋神社のしだれ桜はおなじみですが、太郎重氏にまつわる故事は初耳でした。
古道を歩けば世を次ぎ守りついできた地域の文化が、自然と見えてきます。


国道246号が走る坪ノ内に掲示してあった関東ふれあいの道案内板です。
描かれた当座に見たかったような、古道の雰囲気が伝わります


新しい指導標も出ています。

予報通り暑くなりました。
切通しで涼みながら、行く手に待ち受ける炎天下、いつ出ていこうかと躊躇しきり。


関東ふれあいの道の指導標は判り易く、小刻みに出ています。
ここは、奥に白くポツンと写っている棒(枯木)の方角に進みます。


ミカン山の土手を上って塔の山の尾根の一角にポツンとある神社に飛び出しました。
東側の舗装路は、地図上では途切れますが、塔の山緑地公園まで続いていそう、
次の機会に!


八幡神社を左手背に、荒れ気味の竹林の際に切られた落ち葉積む道を下ります。
本来は趣のある道なんでしょうと惜しみながら、竹擦れの音を不気味に聞きます。


竹林と果樹畑を急ぎ足に過ぎて集落に出ると、民家の塀から道路に湧水が、
ペットボトルの水管、こんな方便思いつく人って羨ましい!


国道246号と東名高速道路2つの幹線道路から500m山側に入った長福寺です。
もの言いたげな風情の歪な階段が急です、境内の首のない石仏に迎えられました。


三之宮比々多神社例大祭を楽しみました。


帰路、神奈川県立いせはら塔の山緑地公園に寄り道します。
開園から4年ということですが、初めて来ました。
パークセンターと駐車場が完備しています。(未入館)


展望広場からの展望、
眼下に東名高速道路が走っていますが騒音は気になりません。
東公園入口~10分~展望広場~17分~山頂~14分~西公園入口、
塔の山稜線を東から西への歩程ですが、散歩コースとしては極上です。





稜線の遊歩道沿いの森
園内の整備は行き届いています、当日も下草刈りが続けられていました。

市民緑地制度による公園とか、私有地を県が借り受け(無償借地契約)公園として整備しているそうです。


西登山口へは森の小径で下ってみます。
ジグザグと穏やかに傾斜が切ってあるので、景色がゆっくり動きます。
さて西口広場からは、坪ノ内から上ってくる車道を少しだけ、カーブミラーのある
1つ目の大きなカーブでカーブミラーの後ろに見える山道に入ります。


里山の仕事道を10分程で写真の場所に出てきました。
出口だけは草も刈ってありませんが仕事道は良くこなれた道です。
高低差10m程舗装路を下ると西口広場からの自動車道に出会って、
直に坪ノ内交差点、鶴巻温泉駅までは15分でしょうか。


矢倉沢往還、関東ふれあいの道、塔の山緑地公園で目にした植物を紹介します。
今年は、昆虫の飛翔が10日以上早いと、捕虫網を持っていた人から聞きました。

ウグイスカグラ スイカズラ科の落葉低木 花期5月 
植物も例外なく早いです。4月にウグイスカグラの赤い実を見たことあったかなぁ?

        ササバギンラン ラン科の多年草 花期4月~6月 
葉が細長く笹の葉に似ていることから名前が付きました。
日当たりのよい明るい雑木林を好みます。
あだ名をつけるとすれば、上品な風情なので里山の淑女でしょうか。



      カラスビシャク サトイモ科の多年草 花期5月~8月
道端でよく見かけますが、好みではないのでいつもは知らんぷりしています。
タンポポの綿毛とお話し中のこの子、微笑ましいので1枚いただきました。
吐き気を鎮める薬劫があり、咳止めにも使われるとか、実はいい子だったのね!


オオタツナミソウ シソ科の多年草 花期5月~6月
雑木の斜面に波が立つように飛び出て咲く姿は、まさに立浪草
我家のタツナミソウは、増えすぎて困っていますが、花は野にあれですね。

 ワニグチソウ
ワニグチソウ ユリ科の多年草 花期5月下旬~6月中旬
2枚の苞葉に包まれて2ツの花が垂れる様が、相合傘のようと微笑ましくなります。


0 件のコメント:

コメントを投稿