2018年05月11日(金)☀
05/11 法華院温泉山荘5:00…坊がつる…6:00法華院温泉山荘7:30…坊がつる8:00
…9:10雨ヶ池9:25…湿地帯11:20…タデ原湿原11:30…11:35九重登山口
…13:00奥の湯の里13:45-14:30ゆふいん院温泉(緑涌)
05/12 ゆふいん温泉9:00-金鱗湖-由布岳登山口-道の駅北浦-16:00宮崎
九州最高所に湧く法華院温泉のいで湯、白いゆの華がたゆとう透明な湯はさらりとした~肌ざわり、到着して直ぐと寝る前にもつかって、1日の疲労を癒します。
山に登って、温泉につかり、目の前に坊がつる、平治岳、大船山の大自然を眺む贅沢、九重に来て良かったと思います。
4:30に目が覚めて、坊がつるを散策します。
5:14 平治岳の左裾がうす紅を刷いてきました。
で~んと座る平治岳と大船山の山影に坊がつるはすっぽり埋まっています。
雲がないから朝焼けは期待できませんが、日の出の時刻を過ぎたというのに
朝日が昇って来る気配はありません。
5:17 そうこうするうち、背後の三俣山が輝きだしました。
5:26 坊がつるは、まだ醒めやらぬ静寂に包まれています。
朝日は大戸越(ウトンゴシ)の方へ移ってきたようです。
5:35 三俣山に続き南の白口岳にも日が射して、徐々に中岳も眩しく輝きだします。
6:15 日の出から一時間後、部屋に戻って出立の準備中にそれは起こりました。
北大船山山頂から太陽が昇るダイヤモンド大船です。
まさかと思っていたので気付くのが1分遅れました。
太陽は既に山頂にあって、顔をのぞかせる決定的瞬間を見逃してしまいました。
きょうも快晴です。麓は初夏の候ですが標高1300mの高地はまだ春の陽気、
当たり前に山荘の食堂ではストーブが燃えていました。
きょうは下山だけ、たっぷり時間を使って九州自然歩道を長者原に下ります。
みんなの歌で「坊がつる賛歌」が紹介され、古くから多くの登山者に親しまれてきた坊がつるが、広く世に知られるようになりました。
山荘の坊がつる入口側の高台に歌詞が掲示してあります。
九重連山のほぼ中央に四方を九重山や大船山、三俣山などの高い山に囲まれた盆地状の湿原が広がります。
ラムサール条約登録の湿地は、春3月の野焼により貴重な生態系が保全されます。
この稀有な自然が、キャンプ場として四季を通じて開放されています。
南端にある法華院温泉のいで湯に浸ることもできる坊がつるは、九州の山のオアシスと呼ばれ、坊がつるに憧れる登山者は私の周りにたくさんいます。
岳人のほとんどはミヤマキリシマの開花を満を持して待っている頃かと、そんな事情で私たちの他に人影が見当たらないのが好都合、憚りなく大岩に上ってみます。
野焼きから2カ月、20㎝に満たない草丈の原を鳴子川が白く光りながら蛇行します。
山の華やぎは劣るとも初夏の山の活気と静かな空気感と、ゆっくりとした時間の中に身をおいて上等の気分です。
とうとう、九州自然歩道の分岐に来てしまいました。
白口岳
左より、白口岳・稲星山・中岳・天狗ヶ城
大船山と立中山
帰し方を振り返り、九重の峰々、坊がつるに暇乞いをします。
草原の坊がつるから樹林帯に入ります。
密生するこの木はアセビの仲間でしょうか、ネジキのようでもあり、朝日を受けて赤く輝く木肌が独特の景観です。
下山のルートで一番標高の高い1358m雨ヶ池までゆるやかに上って行きます。
雨ヶ池は雨が降った時だけ池のようになるそうで木道が敷いてあります。
まさしく池ができていました。
水鏡に三俣山が写っています。
ミヤマキリシマがちらほら咲いています。
登山道が下りにかかる頃、登山者とすれ違い始めます。
グリーンシャワーが降ってきます。
蓼原湿原に流れ込む湧水がコンコンとわきだしています。
岸辺にタニキキョウが群生しています。
長者原の九重登山口に戻ってきました。
一筆書き300名山挑戦中の田中陽気さんが入った温泉の事が頭に浮かびます。
「奥の湯」としか思い出せなくて、チャンポンを食べた店でリサーチしますが失敗、とりあえず宿のある由布院に向かうことにします。
ところが道中、【奥湯の郷温泉】の案内看板が出ていて、これだこれだと細い脇道に入ると、これが直には着かなくて心配になりはじめた頃、漸く到着します。
別府の上がり湯とか、青白い濁り湯でさっぱりしていました。
田中さんを癒した山羊さんが5頭、ガードレールに繋がれて土手の草を食べていました。人懐っこくて、車から降りた私たちに寄ってきました。
夕べは野生のアナグマできょうは家畜のヤギ、明日は何に会えるでしょうか!
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