2017年5月30日火曜日

雲仙岳 ミヤマキリシマ

2017年05月21日(日)

【山名】国見岳標高1347m立岩の峰標高1325m普賢岳標高1359m

【山域】島原半島

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)
                金泉寺山小屋7:30…9:00黒木第2駐車場=12:30仁田峠
                =雲仙ーロープウエイ…展望台12:55…妙見神社
                …13:30国見岳13:45…14:15鬼人谷口14:20
                …(ヒカゲツツジ)14:31…西の風穴14:33
                …14:48やまぐるま…14:55湯江川源流…鳩穴分かれ14:57
                …14:17立岩の峰15:19…(ヒカゲツツジ)15:30
                …15:30霧氷沢…15:45普賢岳…16:26紅葉茶屋
                …あずき谷…(鳥居)16:54…仁田峠17:18
              


 

仁田峠の駐車待ちの間に平成新山を展望します。
噴火から四半世紀を経た今も残る生々しい火砕流の爪痕を目の当たりにして、
テレビの画面に息をのんだあの瞬間の忘れつつあった衝撃が蘇ります。




ミヤマキリシマ満開の仁田峠、駐車40分待ちの人出です。
妙見岳展望台までロープウエイに乗ります。
幸いなり、きょうも天気に恵まれて素晴らしい展望です。
薫風の心地よさ、ここは海に囲まれた島原半島でした。


 




登山道を彩るミヤマキリシマはちょうど見ごろです。
仁田峠の賑わいの割には登山者は少なく、花と眺望をゆったり楽しめます。
 




ドームを載せた「山」の字形の平成新山の標高は1483m、普賢岳の1359mを抜いて、長崎県で一番高い山だそうです。
この山に植生が回復するのはいつなのでしょうか。
その時を待ちながら大災害の記憶を忘れないようにしなければと心します。






 
最初に国見岳をピストンします。
この日、ミヤマキリシマの衣をまとった娘盛りの国見岳です。
お転婆さんのようで鎖場があります。
韓国からのお客さん、日本式の交互通行に馴染みがないようでするすると脇を抜けて先に立ちます、お達者です。



国見分かれに戻って鬼人谷口に下ります。
標識を前にして「紅葉谷茶屋」か「鳩穴分かれ」か、どっちに行こうか迷います。     
そういえば金泉寺山小屋管理人の池田さんから「霧氷沢にヒカゲツツジが残っているよ」と教えて貰ったことを思い出します。
時計回りに決定です。




ヒカゲツツジが早々と現れました。
その後も池田さんに教えて貰った霧氷沢は勿論、あちこちに次々と咲いていて歓声をあげたのでした。



そして「ヤマグルマ 」、
薊谷でも大岩を抱え込んだ状態を見かけました
 

 世界に一つしかない1属1種、頑張っています。



西の風穴、ヤマグルマ、北の風穴、鳩穴分かれと進んで、この先立岩の峰へは一方通行です。
途中に平成新山への閉ざされた登山口がありました。
 
 
 
 

 
 
立岩の峰の至近距離から平成新山を眺めます。
溶岩ドームは平穏のようですが、下方山腹から白煙が上がっていました。
よく見ると黒っぽい玄武岩や灰色がかった安山岩の山肌に、
ミヤマキリシマらしいピンクの花色が、ポツンぽつんと見えます。

 
 
 

 
 普賢岳まで登ってきました。
上り初めが遅い時間で幸いしたようです。
 大岩に腰掛けてのんびりできます。





紅葉茶屋の下りは結構足に来ます。
「ここを登るのも大変だったね」と時計回りで正解でした。
薊谷を下りはじめるとオオギカズラに出会います。
鬼人谷でも群生していたハルトラノオがここにも群生しています。




薊谷から石段を登って巻道をた辿るとやがてロープウエイ駅の裏手の鳥居に出て、
登山終了です。
お店や屋台も商いを終え、駐車場もガランとしていました。

今回は往年の相棒とその友だちの三人旅でした。
どこに出かけても観光地は素通りしていた相棒と私でしたが、
最終日は友達の希望でグラバー亭を巡りました。
長崎港に豪華客船が停泊中で中国観光客で賑っていました。
山より疲れるとつぶやく相棒、習い性は簡単には治らないものだと大笑いします。


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