2016年2月16日火曜日

鐘ヶ嶽 弁天御髪尾根から北尾根


上谷戸の集落から眺める鐘ヶ嶽





2016年02月13日  時々

【山名】鐘ヶ嶽 標高561.1m

【山域】東丹沢

【コースタイム】
伊勢原バス停7:35=7:57広沢寺温泉入口バス停8:40…広沢寺温泉駐車場9:15…大釜弁財天尾根取り付き
…10:00南沢林道…10:11弁天の森キャンプ場・弁天御髪尾根取り付き10:13
…10:33見晴らし広場10:37…10:43下弁天10:51…10:54中弁天11:01…11:07上弁天11:09
…11:20弁天見晴11:26…11:34見晴広場B11:36…11:40見晴広場A12:10…12:16見晴広場B12:20
…12:47山の神峠12:50…13:14鐘ヶ嶽山頂13:23…13:48福神山…13:50…14:36三角点峰14:40
…14:56アンテナ…15:22清川村バス停16:05…16:50本厚木駅

鐘ヶ嶽に最後に上ったのがいつかは思い出せませんが、鐘ヶ嶽北尾根は「神奈川県立青少年の家」催行の地図読み講習で初めて上ったことを覚えています。
弁天御髪尾根を上った当時は厚木市営の「七沢弁天の森キャンプ場」にまだ活気がありました。
鐘ヶ嶽山麓の北と南にあった両施設が閉鎖・休止して久しいと聞くと、随分ご無沙汰していたようです。







無料の広沢寺温泉駐車場は50台が駐車でき、公衆トイレもあります。
農林業関係の行事に参加する人たちで賑っていました。





舗装路の二股を右へ、二ノ足林道方面に入って直にこの標柱に出会います。
ここを左に、初めて辿る大釜弁財天尾根に入ります。






踏み分けはしっかりついていますが、落ち葉が滑る急な登りで稜線に出ます。
標高270mくらいまで登ってきた辺り、痩せた尾根の下に弁天岩がそそり立っているようです。
一時期、足繁くトレーニングに通いましたが、最近はとんと…潮時ですね。






尾根を横断する南沢林道に降りると、
尾根には這い登らずに林道をそのままキャンプ場方面に歩いて、広場の手前で弁天御髪尾根の枝尾根に取り付きます。
広場に積まれた丸太を見たとたん、秋田と岩手県境の山、真昼山の美しく積まれた丸太の光景がよみがえりました。







急な植林地を息を切らして登ると2つ目の鹿柵を潜って尾根をトラバースします。
古い作業綱が下がる急坂をひと頑張りすると弁天御髪尾根の稜線に出ます。






標高450mの見晴広場は巨木が目を引く広がりです。
落ち葉のふかふか感を土踏まずに感じながら大樹に近づくと
尾根の東側の谷間の集落、広沢寺(こうたくじ)温泉を見下ろします。






足元が脆く滑りやすい一角を注意して登ると、標高515mの下弁天です。
土管にマジックで「下弁天」の表記があります。
リーダーがオニシバリの花を見つけて、撮影許可が下りました。
花芯のオレンジ色が映ってない、折角のリーダーの計らいも成果なし、ボウズです。
そうオニシバリは別名ナツボウズ、冬に葉をつけ夏には落葉することからこの名があるそうです。







雪の残る大山を左手に眺める気持ちいい稜線歩きで中弁天に到着です。
標高555mのこんもりとしたピークは、うっかりすると広い東の尾根に進みそうです。
落ち着いて北西へ、細尾根を下ります。




右手に鐘ヶ嶽を眺めて上弁天との鞍部をめざします。

鐘ヶ嶽の梵鐘のようなどっしりとした山容は小さいながらも貫禄があります。
古くから土地の人々と密接なつながりのある信仰の山です。
山頂直下に浅間神社が祀られ、南東尾根を辿る道筋には旧跡が点在します。







快適な稜線歩きで標高574mの上弁天に到着です。



 

上弁天から弁天見晴への登りはきょうのクライマックス。
脆い地盤に所々岩場もあり、手と足を使っての三点支持で慎重に登ります。
頑張って上った弁天見晴からは、霞んではいたけれど、江ノ島が見えました。





展望の良い弁天見晴から先は雑木の尾根に変わって、
真っ赤な藪椿がこの時期ならではの風情です。
見晴広場Bの指導標はなかなか渋いのですが、
要の地形なので新しい指導標に変える頃合のようです。

昼食休憩に展望の良い見晴広場Aまで足をのばします。
見晴広場Bに戻って山の神まで下ったら鐘ヶ嶽山頂に登ります。




リーダーがイヌワシの像を見つけました。
撮れと言われてもむつかしいよ…鳥に見えるかなぁ?

左に二の足林道の分岐を見送り、
無意識だと真直ぐ二ノ足林道へ下ってしまいそうな
山の神の分岐をきっちり見落とさず、左に入って急な傾斜を下ります。




山の神峠に着きました。
午後になっても明るい陽射しが届き、予報より良い天気になりました。





植林に囲まれた鐘ヶ嶽山頂です。
等身大の2体の不動明王像が、他ではあまり見かけない立ったお姿で簡素な台座に据えられています。

三組の登山者が寛いでいて、
賑やかな私たちも静かに、寛ぎの輪に入れて貰います

あとは北尾根を北に下ればいいだけです、参りましょう!





北尾根、標高420mの福神山の祠です。
午後の陽を受け、ふたつ寄りそって静かに佇んでいました。

ここまで順調にきました。





昔、石切場のあった場所とか。
この辺りには西の谷太郎林道への径路や東の別所温泉への径路等
尾根越えの経路が何本かあるようです。





最近整備の手が入ったようで、歩きやすい道が続きます。
三角点峰に寄ります。
北と東が開けて、北の煤ヶ谷の集落、経ヶ岳、華厳山など展望が楽しめます。

残る高みは2つ、鞍部の石祠に最後の安全を祈念します。
最後まで迷うところもなく15時22分、清川村道の駅に到着しました。
楽しい1日でした。





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