2015年2月12日木曜日

鍋嵐・辺室山 

2015年02月03日(火)

【山名】 鍋嵐(標高817m)、辺室山(標高644m)

【山域】 東丹沢

【ルート】本厚木駅7:40=8:15煤ヶ谷・惣久尾根末端8:50…10:05P61610:15…10:50大山三峰稜線
      …11:30物見峠…11:42鍋嵐分岐 …12:25熊ノ爪…P71912:38…13:12鍋嵐山
      …鍋嵐分岐14:15…14:47辺室山14:53…15:35土山峠



煤ヶ谷のバス停から集落を抜け谷間の谷太郎林道に入ると、ぐっと気温が下がってこの辺りの冷え込みは厳しい。
"ヤレヤレ毛糸の帽子を忘れてきてしまった”

清川リバーランドを少し進んだ先の公衆トイレの裏から惣久経路の415ピークから派生する枝尾根に取り付きます。
急斜面を上って行くと、コナラやクヌギの自然林が広がる尾根に出ました。
冬枯れの木立の間から煤ヶ谷の集落が見えています。



落ち葉が厚く積もってふかふかと気持いいのですが、柔かい地面は滑りやすく、傾斜も急なので
時には小枝を掴んで体を引き上げます。
底冷えに震えた体も、さすがに温まってきました。



取り付きから30分で惣久経路の最初の415ピークに着きました。
右手に八丁尾根(経路)、左手に宝尾根が確認できます。
宝尾根の777mピークはまだ見上げる位置です。

惣久尾根(経路)は2つの尾根に挟まれて2つの尾根と並行しながら大山三峰の稜線に上りあげます。
415ピークから雑木に混じってモミなどの針葉樹の巨木が姿を見せるようになりました。




C.550m辺りから雪が出てきました。
616ピークでこれからの増々の急斜面に備えてアイゼンを着けます。



スズタケの藪から大山三峰山(936.4m)の稜線(C.800m)登山道にひょっこり飛び出しました。
丹沢山とその奥に丹沢山塊の最高峰 蛭ヶ岳(1672.7m)が望めました。



 大山三峰に背を向けて稜線を北に標高差200m、物見峠に下ってきました。
指導標に、三峰山2.4Km、辺室山1.5Km、土山峠3.3kmとあります。
私達はここから北の辺室山方面の山の神分岐にひとまず向かいます。



 山の神分岐の指導標は、「物見峠0.4km、辺室山1.1km、土山峠2.9km」と書かれていました。
祠の後ろに見えている木の根方に腰かけてお昼にします。
コンビニのいなりずしと仲間の差し入れでおなかを満たしたら、分岐を西へ、
「この先行き止まり」の看板と制止ロープのある尾根に入って、鍋嵐に向かいます。



途中にきょうの最後に訪れるピーク、辺室山(標高644.3m)がよく見える場所がありました。



小さな瘤を2つ越えると いつの頃からか、「能」が「熊」になった熊ノ爪に着きました。
宮ヶ瀬湖と宮ヶ瀬湖にかかる虹の橋が見えています。
このピークから宮ヶ瀬尾根が出ています。



尾根幅いっぱいに根を張る樅ノ木など巨木も所々でてくる美しい林相の尾根道です。
ただし  自己責任で歩く痩せ尾根です。
鍋嵐の狭い山頂は北からも東からも、いや、どの方位からも胸突きの急斜面を上らなければなりません。
今日は冠雪の丹沢三峰、丹沢山、蛭ヶ岳がはっきりと望めました。



再び 山の神の祠の分岐に戻って次は辺室山へ向かいます。
緩いアップダウンの快適な登山道を進みます。
惣久尾根はC.550mくらいで雪が出てきたのですが、こちらの稜線は海抜300mの土山峠まで
しっかり雪が残っていました。
地形の位置や向き、緯度、宮ヶ瀬湖との関連などが複合して降雪条件は異なるのでしょう。

辺室山の楕円形の広い山頂からは、鍋嵐、大山三峰につづく稜線が、葉を落とした木々の間から見え隠れしています。
雪の表に西陽を受けた木立の陰が長く引く静かなたたずまい。
今日の山歩きも楽しかった。
さあ、気をつけて土山峠のバス停に下りましょう!
 
 
 
 
 


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