前岳雪渓にて |
五味沢のネズモチ平登山口を6:00にスタートします。
雪椿やタニウツギが咲く林道からぬかるんだ湿地帯を抜け2度沢を渉って
標高1000mを過ぎたところで尾根にとりつきます。
ブナの原生林を見上げ、時に触れながら、また花を楽しむ。
岩稜の急登を標高1350mまでこらえるといくらか傾斜が緩んできました。
稜線の前岳まではまだまだ苦しい上りが続きます。
カタクリ・ツバメオモト・キクバオウレン・コイワカガミ・ゴゼンタチバナ・マイズルソウ・
ウラジロヨウラク・ツマトリソウ・シロバナハンショウヅル・ベニドウダンツツヂ・オオカメノキ・
ナナカマド・アカモノ・チゴユリ・ミツバオウレンなど高山植物が数え切れません。
しかしお目当てのヒメサユリはどこでしょう。
足元の悪い樹林帯で休憩となり、ふと見あげた頭の上に、ヒメサユリが一輪咲いていました。
初対面のヒメサユリはササユリより小振りで色も濃いピンク色でした。
山頂直下ののぼりから、鬼ヶ面山を見る。 |
その後もぽつんと何本かは咲いていましたが、こんなもんじゃないでしょうと内心思いながら、前岳の雪渓を過ぎ、池塘を過ぎ、とうとう山頂についてしまいました。
平ヶ岳、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳など望まれ、鬼が面の岩壁や守門岳もすぐそばに見えます。地元の人が「今年は雪解けが一ヶ月程早かった割には、花が遅いなあ」といって毎年よく咲く避難小屋の方まで見に行かれたが「咲いていなかった」といって間もなく戻ってこられました。
私たちは半ば諦め気味に頂上を後にします。
私たちは半ば諦め気味に頂上を後にします。
キスゲと一緒のヒメサユリ |
やっぱり華やかでこれぞ期待したヒメサユリに出会った思いでした。
傍らの雪の残る斜面にはシラネアオイやカタクリも咲いていました。
往路のネズモチ平登山道に比べると段差が緩く滑る心配がないので歩きやすい桜曽根登山道のおかげでお昼前には出発点に下山することができました。
時間に余裕ができた私たちは、近くの自然体験舘エコミュウージアムに立ち寄りました。
おちゃめな大島ガイドの巧みな観察指導で、自然のマジックにすっかり魅了されたのでした。
ちなみにツルアリドオシは別々に咲かせた雌花と雄花が赤い実になる際にくっついて、
ひょうたんの形になるそうですよ。
その後寿和温泉で汗を流して、明日に備えて守門岳二口登山口駐車場にテントを張りました。
平塚20:00=あきる野IC=関越道小出IC0:40=入広瀬道の駅1:00(テント泊)
浅草岳ネズモチ平登山口6:00…7:45前岳…8:00浅草岳9:00…前岳…(桜曽根登山道)嘉平与ボッチ10:30
…桜ゾネ広場…11:15ネズモチ平登山口=11:30浅草岳山麓エコミュージアム14:30
=15:00寿和温泉=16:30守門岳二口登山口(テント泊)
三百名山 浅草岳100/8座
2007-06-22~23
0 件のコメント:
コメントを投稿