前武尊山から剣ヶ峰を望む |
百名山の武尊山は色々なルートで上られていますが前武尊からのルートで上ろうと群馬県川場村の川場野営場に向かいます。
川場野営場の広い駐車場に夕方到着、陽が落ちてからは時々霙が降る雨模様なので予定のテントは止めて車中泊にします。
もうすぐ5月だというのにこの寒さはいったい?スリーシーズンのシュラフで一晩中震えていました。
雪が降ったようです。朝が来て旭小屋のルートは降雪を理由に回避してオグナスキー場からのリフトが登ってくる天狗尾根を目指します。新雪は15センチほどで鎖はすべて雪に埋まっていました。
一時間半で前武尊に到着。鉄骨仕様の屋根を被せた日本武尊の青銅像が立っていました。
「武尊山」の山名は日本武尊の東征にちなんだものだといわれているので像があってもおかしくはないのでしょうが、この違和感はどうしたことでしょう。
前武尊山から見る北の剣ヶ峰南峰はジャンプの滑降台のようにこちらを向いて座っていました。
帰ってから検証の中で知ったことですが、
剣ヶ峰南峰山頂への登山道は崩落して登山中止になり新たに南側を巻く道に付け替えられていたようです。
そのことに通じていなかった私たちは、滑り台の壁を登り始めました。
山頂まであと7m位の雪が薄くてピッケルが安定しない一枚岩を、他にホールドもなくて苦労していると私の直ぐ下を上ってきていた仲間が滑落、10mほど下方で停止しました。
怪我はなく大丈夫だったのですが、戦意喪失というか、それ以上前に進む気持ちにはなれなくて
9時過ぎだったのですが、来た道を押し黙って下山したのでした。
非常に反省点の多い登山でした。
百名山 100/28座
2007-04-28~29 登山
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