「阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が智恵子のほんとの空」 智恵子抄より
安達太良山の山開きに智恵子の青い空が広がりました。
東日本大震災から1年2か月余り、登山者は一万人にのぼったそうです。
山開きの賑わいは奥岳登山口に集中したようで野地温泉登山口からは私たちの他3名でした。
安達太良山山頂での配布には間に合わないだろうからとバスの中でペナントをいただきました。
毎年デザインが変わるのでファンも多いのだそうです。
登山口の「ブナッ子路」の標識がいいなぁ!
20分で旧土湯峠。一気に視界が開け鬼面山と箕輪山がデンと座っている。
ゆっくり40分の歩きで鬼面山に到着。正面の箕輪山が大きい。
磐梯山、東西の吾妻山、吾妻山の西方に春霞の雪嶺は飯豊連山か。
バレンタインの頃、箕輪山にハートの雪形が見られるそうです。
箕輪山へは少々悪路、小さな雪渓を登った山頂に6人が展望を楽しんでいた。
安達太良連峰で一番高い1718m。
鉄山避難小屋への緩いのぼりで振り返ると箕輪山の台形の山容が存在感を示す。
方や吾妻山と飯豊山の連なりへと目が移る。
鉄山避難小屋の周りにたくさんの人が休んでいた。
安達太良山からは標高差がゆるく足を延ばしやすいようで、若人も多い。
鉄山山頂から馬ノ背で仕切られた西側は「沼ノ平」と呼ばれる爆裂火口底。
安達太良山は活火山という事を思い知らされる荒涼とした景観が目の当たりに展がる。
峰の辻への分岐から幾分広くなった「牛の背」を行くと安達太良山山頂はすぐだった。
乳首の岩頭に登ってみる景色も素晴らしい。ルート上にずっと見えていた磐梯山!
くろがね小屋によって見たくて峰の辻へ。
小屋ではまだたくさんの人が憩っていた。
お風呂に入りたかったが、バスの時間が気になって心残りな下山。
また素晴らしい山に出会えた。
百名山 100/85座
2012-05-20 登山
*安達太良山の鉄山の標高は2014年4月、
国土地理院の改定により1m低くなり1709mになる。