2018年10月3日水曜日

北海道駒ケ岳 2018北海道の山①




2006年の羊蹄山登山に始まった毎年恒例の北海道遠征は2016年から途切れた。
その相棒だったBと、久しぶりに北海道の山に行こうということになった。
日高の山に上るまでの体力は2人共に無く、車の運転も避けたくて、公共交通機関利用で手軽に上れる山を目当てに、「渡島駒ケ岳と余市岳」を選んだ。
計画途上の9月6日に北海道胆振東部地震が発生して深刻な災害になった。
旅行客のキャンセルが相次ぐ窮状が報道されていたので、あえて予定通り出発した。


2018年09月25日(火)
【山名】北海道駒ケ岳標高1131㍍ 標高900㍍の馬ノ背まで登山
【山域】大沼国定公園
【コースタイム】 09/25 羽田空港7:50-9:25函館空港9:45-10:34函館駅10:05
                     (スーパーー北斗7号)-10:48大沼公園駅10:58
                     (タクシー¥2950)-11:15駒ケ岳6合目登山口11:19
                     …12:10馬ノ背12:30…13:08;6合目駐車場13:15(便乗)
                     -13:35大沼公園駅14:36(スパー北斗13号)
                     -新札幌乗換-18:40小樽築港駅…19:30グランドパークH(泊)

活火山の渡島駒ケ岳。
西の剣ヶ峰、北の砂原岳、南の馬ノ背・隅田盛で囲む駒ケ岳山頂部火口原は、標高900㍍の馬ノ背より上部には立入禁止の入山規制が出ている。
函館からスーパー北斗に乗車、震災後の確認走行で大沼公園に8分遅れで到着。




駅からタクシーで駒ケ岳6合目登山口に入り、公衆トイレの屋根上に凛と屹立する駒ヶ岳を見上げる。





山届を投函して、馬ノ背までトドマツの疎林に切られた1本調子の登りが続く。
登山道の1部に地割れが起きていたが、地震によるものではなく、雨水の流れによって地表面にできる谷状の地形(ガリー)、ごく小規模の雨裂のようだ。
樹間から、噴火によって形づくられた天を突くナイフリッジの剣ヶ峰を望んで、
駒ケ岳がマグマを抱く火の山であることに改めて思いする。




風が触れやわらぐ暑さの登山日和に恵まれて、振り返ると大沼小沼と横津岳が織りなす雄大な自然景観が眼下に広がっている。
函館湾に浮かぶ島かしらと…よく見るとそう、函館山。
「やや~北海道に来た」という、北海道ならではの解放感を久々に味わう。




駒ケ岳は見る角度によって山容がくるくると変わる。
写真を撮りとり相棒に遅れて、入山が許される最高地点馬ノ背に1時間で到着する。
自信がある人が、張り綱を越して剣ヶ峰へと踏み込むようですが、現状はここが駒ケ岳の終了地点になっている。




相棒は地元の登山者と談笑中だった。
相棒の手柄でくだんの登山者に大沼公園駅まで便乗させて貰った。
この山は砂原岳。
登山者A氏も登ったことがあるそうで,展望が良いとのこと。




圧倒的な規模で群生していたシラタマノキ、鈴なりのふっくらとした白い実。
これから奥さんとカラオケに行くというA氏。
大沼公園駅前のおいしい団子屋さんを教えて貰って、お土産に。


大沼公園駅から往復3時間弱で駒ケ岳登山を終えると、JRスーパー北斗13号で次の目的地小樽築港に向かう。
列車は15分程遅れて到着、震源地に近い苫小牧周辺では大幅なスピードダウンで更に5分の遅れを出し、都合20分の遅延。
車掌さんに不慣れな乗継を相談すると、札幌まで行かないで南札幌か新札幌で乗り換えるのが良いとの事、結局降りたホームで乗車ができる新札幌で乗り換えた。
丁寧に対応して貰い、親切が嬉しかった。


車窓から羊蹄山や夕焼けを眺めて、小樽築港に18:40に到着。
回転ずしの夕食を済ませてチェックイン。
明日は小樽散策の予定。


 



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